マッサン (第124回・2/26) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第21週『物言えば唇寒し秋の風』【第124回】の感想。
【注】なお、本作は2/19にスタジオ撮影がクランクアップしたため、当記事は、ほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や重隅突きはウザいと思う方は読まない方が良いです。
エマ(優希美青)の突然の告白に戸惑うマッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)。恋する気持ちは止められないだろうと理解を示すマッサンであったが、エマは恋に憧れているだけだとエリーは一馬(堀井新太)との仲を断固として認めないのだった。もっと外の世界を知って勉強してから恋愛すべきだとエリーが言うも、これまで言ってきたことと矛盾していると反論するエマ。ついに二人の関係は決裂してしまい…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
突然、過干渉のエリーが登場。何を描きたいのか?
確か火曜日で。エリー(シャーロット)のマッサン(玉山鉄二)の後継者への推しメンが一馬(堀井新太)だったのに、木曜日には突然に「エマのことは私が一番知っている」と過干渉のママに変身。今日のエリーは全く意味が解からなかった。そして、作者は本作で何を描きたいのかも全く見えなくなった。
エマの恋バナ以前にマッサンとエリーの恋バナを…
そもそもマッサンとエリーの結婚前の恋愛期間をすっ飛ばして描いた本作が、ここへ来て、殆ど描かずしてきたエリーの恋愛観や家族観を持ち出して、エマ(優希美青)を説得するくだりの説得力の無さったらありゃしない。
予想では、これまた初登場のエリーの苦い初恋の思い出話でも持ち出して、エマの初恋と絡めるのだろうが、そんなの描くならマッサンとの恋バナを描けってこと。今日も明日も土曜までの時間繋ぎのはバレバレだ。
究極&致命的な時間経過が牙をむく
ここへ来て、究極の、且つ致命的な時間経過が牙をむいてきた、そんな感じがする。それはシャーロットさんの日本語の習熟力だ。大人の事情で仕方がないのかもしれないが、晩年のエリーの方が、20年前のエリーより日本語がたどたどしいと言う悲喜劇。
昨日、読者さまから「いっそ吹き替えで」との大胆なアイデアを伺ったが、そうも思いたくなる。物語も登場人物も最終章に向かいつつある今、この違和感がプラスに働くことは無いと思う。順撮り (脚本の進行に沿って撮影していくこと)出来ない事情があるなら、何か策を練るべきだった。そう思うしかない15分間だった。
あとがき
相変わらず戦時中とは名ばかりの、のんびりムードの余市の町や人々。まあ、そんなのはもうどうでも良いです。我慢すれば終戦になるでしょうから。
でも、このエリーさんの日本語は流石にキツい。それとウイスキーの「ウ」の字も出ないこの状況もかなり残念。そして「エリー劇場」は明日も続く…
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
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第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
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第13週『急いては事をし損じる』
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第14週『渡る世間に鬼はない』
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第15週『会うは別れの始め』
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第16週『人間到る処青山有り』
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第17週『負うた子に教えられる』
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第18週『遠くて近きは男女の仲』
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第19週『万事休す』
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第20週『夏は日向を行け 冬は日陰を行け』
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第21週『物言えば唇寒し秋の風』
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