デート~恋とはどんなものかしら~ (第6話・2/23) 感想
フジテレビ系『デート~恋とはどんなものかしら~』(公式)
第6話『彼女の実家へ初訪問!!奇跡呼ぶ涙のレシピが恋の鍵!?』の感想。
俊雄(松重豊)は姉・初枝(田島令子)やその夫・康行(田口主将)が訪ねてくる1月3日に巧(長谷川博己)も招き、ちゃんとあいさつした方がいいと依子(杏)に話す。苦手だからと嫌がる巧に怒った依子は交際終了だと脅し、巧が気に入られるよう入念に事前対策をする。そして3日。巧は藪下家を訪問するが、俊雄らの新年の風習についていけない。そこへ宗太郎(松尾諭)から情報を得た鷲尾(中島裕翔)も現れ、初枝に気に入られる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ドラマのような話をドラマでやっちゃう潔さと楽しさ
中盤まで、今回は意外と「普通の家族の正月あるある」のデフォルメ版って感じだったのだが、中盤からの裏切り感はお見事だった。私たちの日常生活の中で、特に冠婚葬祭行事なんかでたまに起こる「ドラマのような話」を、ドラマの中でやっちゃった。
言うなれば、非日常の世界で更に非日常を描く巧みな脚本と演出。高等遊民ならぬ高等ドラマ術で仕上げられた秀逸な1時間だった。ただ、非日常を描くのだった難しいのに、ドラマの中でドラマのような話を表現するのは相当大変だと思う。それを笑いあり涙ありで魅せたのは秀逸だった。
3人の依子キャラが生み出した新たな依子の世界観
特に今回良かったのは、時間軸の行き来を上手く活用して、マンネリ化を打破したこと。映像的に現在と17年前を行ったり来たりすることで、今の依子(杏)と少女期の依子(内田愛)をダブル出場させて、杏さん1人が作り出す依子の世界観と一味違った依子の世界を魅せてくれた。
お蔭で、物語は若干、親子の涙の物語の方に傾いてしまったが、依子の今は亡き母・小夜子(和久井映見)が絡んだことで、依子キャラがトリプル出演したことになり、よりこれまでの展開との違いで楽しませてくれたのも上手かった。
父の気持ち、鷲尾の立場、太郎の活躍もお見事
更に、これだけガッツリと依子の新世界を描いた物語に、お雑煮の味で俊雄(松重豊)の父親の娘への気持ちをサラリと表現したり、鷲尾(中島裕翔)を登場させて巧(長谷川博己)の不思議さを強調したり、本当に手の込んだ仕掛けが上手に絡み合って、楽しい作品になっていた。
特に、単なる脇役かと思った俊夫の姉・初枝(田島令子)やその夫・康行(田口主将)とペットのヘビ“太郎”まで、キッチリ活躍し笑わせてくれた。とにかく、これで次週の予告編以外の巧と依子の過去が明らかになったから、あとは2人の結婚がどうなるか、笑いあり涙ありで見届けるだけ。ホント、よい仕上がりだった。
あとがき
鷲尾がヒロスエの「MJ5」を音痴に歌うシーンや、包帯でぐるぐる巻きの太郎とか、昔の映画の話など、細かいところに手抜きが無いのが素晴らしかったです。本作こそ久しぶりの「月9らしいラブコメの王道」だと思います。次回に期待します。
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