デート~恋とはどんなものかしら~ (第5話・2/16) 感想
フジテレビ系『デート~恋とはどんなものかしら~』(公式)
第5話『無理して実行お泊り計画!!初キスは波乱の幕開け!?』の感想。
巧(長谷川博己)は大みそかのパーティーを手伝う佳織(国仲涼子)から依子(杏)と来るよう誘われる。一方、1カ月付き合ってキスもまだなのはおかしいという話を聞きつけた依子は、俊雄(松重豊)から小夜子(和久井映見)と付き合って1カ月で最後まで行ったと聞き、自分もと決意。綿密なプランを立て、巧をデートに誘う。未経験の巧は動揺するが、結婚のためと覚悟を決める。当日、2人はすっぽん料理店から依子の部屋へ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
巧と依子の会話の楽しさに、古沢良太脚本が本領発揮
中盤までの、純情で中2病でロマンチストで性欲より理性が勝る臆病なDT男と、大胆で論理的で比較的性欲の強い恐ろしい魔性のSJ女、この2人に振り回させる正論を言って去っていく不法侵入の男が織りなす、観ているこちらまで妙に緊張する一夜と、クライマックスへの大きな伏線となるその翌朝のくだりがお見事。
特に、巧(長谷川博己)と依子(杏)の会話の楽しさは、古沢良太脚本が本領発揮そのもの。そして、真面目で純情な鷲尾(中島裕翔)がとても良いアクセントになっていて、その意味では佳織(国仲涼子)の絡み方もドラマの葛藤づくりに一役買っていて、本当に登場人物に無駄がない脚本が、素晴らしい。
別の場所や時間軸の行き来の演出の魅せ方も上手い
そして、年明けのカウントダウンが始まるまでの数時間を、パーティーへの準備に追われるイケイケな巧たちと、年越しの準備に追われるほんわかムードの依子と父・俊雄(松重豊)のメリハリもバッチリ。
そして毎回、時間軸を行ったり来たりする本作だが、今回はカウントダウンまでの緊張感を削がずに、別の場所での同時進行や過去の出来事を上手に魅せた演出も良かった。また、最後の「007」と「003」が向き合うシーンでの劇画タッチで風になびくマントも最高、と思っていたらまさかのオチ。うーん、よく出来てる。
あとがき
本作の楽しところや面白い部分を拾って書いていたらキリがない程に、全編に亘って、笑いあり不思議な感動もあり共感すべきところもあって、実によく出来た脚本だと思います。
また、配役も良いですね。壊れかけたイケズの2人を始め、みんな存在感たっぷりで、ドラマに謎めいたヴェールがかかったような大人のお伽話みたいに見えますし。次回も楽しみです。
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