銭の戦争 (第6話・2/10) 感想
関西テレビ系『銭の戦争』(公式)
第6話『金で復讐勃発…知略で攻めろ』の感想。
なお、原作漫画:パク・イングォン『銭の戦争』も関連ドラマも未見。
富生(草なぎ剛)の元に、弟の光太郎(玉森裕太)から連絡が入る。紺野家を訪ねてきた光太郎は、金貸しになった兄を信じることができず、人づてに富生から渡された金を突き返す。未央(大島優子)は、話し合いの後、家を出たまま戻らない富生が心配でならない。一方、ホワイト化学の再建を一任してほしいと願い出た梢(木村文乃)は、その買収に赤松が関わっていたのではないかと疑い、早和子(ジュディ・オング)を問いただす。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
最後の数分以外は話が進んだのかどうか中途半端
『ゴーストライター』の直後の放送と言うこともあり、どうしても物語全体がだらだらと流れて、最後の数分以外は話が進んだのか進んでないのか中途半端な印象が強く残った第6話。エピソードも必要なのかどうか解かり難いものも多く、出演者の見せ場づくりと言う大人の事情が絡んだ結果かもしれない…
俳優陣の演技も各配役もピッタリで見応えは抜群
しかし、その大人の事情のお蔭で、連ドラとしては、俳優陣の演技も各配役もピッタリで、その点では見応え抜群。ほぼ俳優全員に登場人物が憑依した感じ。
それだけに、今回の脚本の散らかりっぷりや、『銭の戦争』と大きく出たタイトルの割に身内や恋敵や同業者間の小さなスケール感、同じ音楽で煽る演出が残念で仕方ない。
富生の言動の根拠を描いて、行動の一貫性が欲しい
結局、富生(草なぎ剛)の行動がブツ切れになっているのがいけないのではないだろうか。第3話位までは「いい人」と「悪い人」を行ったり期待していただけだったのに、それ以降はその都度の思い付きで行動してるようにしか見えない。
要は、富生の行動の根拠(動機)を描かぬままに、あれこれ動くから、第6話なのに富生がどう言う男なのかイマイチ掴み辛い。だから、物語全体の流れに違和感が生じて、巡り巡って富生の行動に一貫性が無いってことになり、いくらスリルあるエンディングを持ってきても、次への期待感に繋がり難くなってるのが残念。
あとがき
次々と何かが起きて、それを思いつくままに並べているだけの印象が強くなってますね。それぞれが連携・連続している感じが乏しいままに。
だから、スリリングではあるけれど、サスペンス的な面白味である、作品(の今後や登場人物など)に対しての不安や緊張、結末を知りたいと思わせる訴求力に乏しいのがホント残念。
これだけの俳優陣を揃えているのに勿体ないです。
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