マッサン (第110回・2/10) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第19週『万事休す』【第110回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
マッサン(玉山鉄二)がつくったウイスキーが飲みたいと現れた作家の上杉龍之介(北大路欣也)はウイスキーを飲み、「うまい」と称賛。日本のウイスキー文化を根づかせるために頑張ってほしいという上杉の言葉に、マッサンは勇気が沸いてくる。そして、出資者の渡(オール阪神)と野々村(神尾佑)に黙ってウイスキーづくりをしてきたことを話す決意をするのだが、そんなとき、渡と野々村が突然余市へやってきて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
トントン拍子に話が進むのが気に障る
まあ、昨日に続いて今日もトントン拍子に話が進むのが、気に障ってしょうがない。話が進むのは、停滞するより良いことだ。しかし、トントン拍子に進むのが「ウイスキーづくり」のくだりだから気に障るのだ。
もう、こうなると最初から「ウイスキーづくり」はサイドストーリー程度の扱いでしか描かないと決めてあったと思って良いのだろうか。だって、このテンポ感でウイスキーを描いたら、話数が余ってしょうがないはず。この先、ウイスキー以外の何をメインに描こうと言うのだ。
もちろん史実をちゃちゃっといじくれば、亀山家の家族ネタは出てくると思う。しかし、少なくとも私が見たいのはそれじゃない。やはり、劇中のマッサン(玉山鉄二)のようにNHKは視聴者を欺いたのか。そう思うしかこの4か月が悔しくてならないのだが…
愛も冒険も見当たらない「夫婦の愛と冒険の物語」?
それにしても、いくら「夫婦の愛と冒険の物語」と声高に叫んでも、「愛」も「冒険」らしきものは殆ど見当たらない。あるとしたら、2度会社を辞めた時と、エリーが流産した時と養女を迎えた時くらいではないだろうか。
マッサンは、何処へ行こうが歳をとろうが、土下座して、許されて、好き勝手やって、これの繰り返し。一方のエリー(シャーロット)は、出しゃばって、皆を巻き込んで、好い気になっての繰り返し。まあ、昨日からこのエリーはエマ(優希美青)に取って代わりつつあるが…
全くと言って良い程、夫婦そのものが描かれていないのに、愛も冒険もあったものじゃない。せめて、余市のリンゴ農家の切り捨てをするなら、数年前のあれだけ2人に協力してくれた人たちとの葛藤やその後を描いて欲しい。そここそ「夫婦の愛と冒険の物語」なのだから…
あとがき
大阪の出資者がマッサンとその会社を数年間も放置しているのも解せませんね。エマが上杉龍之介(北大路欣也)に妙に愛想が良いのも鼻につきます。でも、まあそんな事は小さな事です。そんな事よりも…
毎日見なくても大丈夫だけど2,3日見ないと話が解からない程度が朝ドラの脚本としては、視聴率的に良いとは思いますが、その点からすると、現状はウイスキーは話が進み過ぎ、他の部分は何も無しって感じで、中途半端な気がします。そして、毎日観ている視聴者に対して、気に障る以外の小さな爪跡を残して欲しいです。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
31 32 33 34 35 36
第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
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第13週『急いては事をし損じる』
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第14週『渡る世間に鬼はない』
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第15週『会うは別れの始め』
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第16週『人間到る処青山有り』
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第17週『負うた子に教えられる』
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第18週『遠くて近きは男女の仲』
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第19週『万事休す』
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