流星ワゴン (第4話・2/8) 感想
TBS系『流星ワゴン』(公式)
第4話『夫の愛で妻を救え!妻の秘密?笑いと涙の家族愛!!』の感想。
なお、原作小説:重松清『流星ワゴン』は未読。
広樹(横山幸汰)をいじめから救おうとする一雄(西島秀俊)は、転居を考えるが思うように運ばない。さらに、1カ月分の生活費や小遣いとして渡した金を、美代子(井川遥)が男(町田啓太)に差し出す場面を目撃してがくぜんとする。そんな中、広樹が貧血で倒れ、搬送された病院から連絡が入った。しかし、美代子とは連絡が取れず、一雄はやりきれない。一方、忠雄(香川照之)は、美代子と頻繁に会っている男の正体をつかむ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
前回は内容に触れる気持ちにならなかったが…
前回は内容に触れる気持ちにならなかった本作。その理由は脚本的な内容や展開も、演出的な過去と未来の描き方の違いの無さも、毎回同じだから、感想の記事としては、あらすじとその感想くらいしか書く内容が無かったから。
今回少し変化あり。その変化は大きな価値がある
しかし、今回は少し違った。それは一雄(西島秀俊)が忠雄(香川照之)の過去を知ってどうこうするくだりが無かったことだ。この違いは大きな価値があると思う。いや、この路線が本作の進むべき方だとさえ思う。
なぜなら、本作の面白さはしばらく交流の途絶えていた「忠雄と一雄」「父と息子」が出会い、親子や家族とは何か?を互いに再確認していくことだと思うから、本来なら一雄は過去の忠雄だけでなく、今(タイムスリップしてきた)の忠雄からも、何かを知り学び取り、真実を見つけるべきだと思うから。
今の忠雄に影響を受ける一雄だけの方が見やすい
だって、タイムスリップした過去で何をしようと今が変化しないなら、これまでのように大量に過去(回想シーン)を挿入しても、さほどの意味はなく、むしろ時間軸が行き来する分だけ映像的に見づらくなるだけ。
それなら、いっそのこと今回のように、今の忠雄を見て一雄が新たな行動を思いつく方が、遥かに見やすいし、内容も解かりやすいし、何より本作のテーマを見出しやすいと思う。
あとがき
過去の分岐点ではいろんなことが起こり変わっていますが、現在は変わっていないんですよね。変わっているけど変わらない。この状況が4話も続くと、流石にマンネリと言うかパターン化しつつあって、刺激が無くなってきています。
今回で明らかになった美代子(井川遥)のギャンブル依存は衝撃的なエピソードですが、そう言う部分でなく、脚本的な展開や演出的な魅せ方に変化をつけて、パターン化から抜け出して欲しいです。話自体は面白いと思いますので…
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