デート~恋とはどんなものかしら~ (第3話・2/2) 感想
フジテレビ系『デート~恋とはどんなものかしら~』(公式)
第3話『初お見合いは未知との遭遇!?恋愛不適合女を救出せよ!!』の感想。
巧(長谷川博己)に別れを告げた依子(杏)はお見合いパーティーに参加し、宗太郎(松尾諭)に連れられてきた巧と遭遇する。3分交代で男性参加者と話す依子だが、会話が全くかみ合わない。一方の巧も自分が‘高等遊民’で働く気がないことを正直に話し、女性参加者にあきれられる。やがてフリータイムになるが、依子と巧には誰も寄り付かない。そのころ、接待ゴルフ中の鷲尾(中島裕翔)は、依子のことを気に掛けていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
2人別々の場面が多かったからこそ、共通点がより見えた
前回の感想記事で、依子(杏)の外見の過剰な作り込みとがんばってる演技が濃過ぎるのを何とかして欲しいと書いた。今回は、だいぶ過剰な部分が削られて、個性的な理系女子になって違和感も消え、ホッとした。
また、前回まで依子のマシンガントークに少々やり込められていた巧(長谷川博己)も依子以外の女性たちとの会話が増えたお蔭で、“高等遊民”らしい知的な感性やロジックが描かれ、どこか私も共感して止まない巧に、こちらもホッとした。
と言うことで、第3話まで若干の引き延ばし感はあったものの、主人公2人の人物設定紹介が無事終わった、そんな感じの1時間だった。兎に角、2人が別々にいる場面が多かったために、それがかえって「人間関係構築が苦手で、馬鹿が付くほどの正直者で、生き方が不器用」と言う共通点が明確に浮き彫りになったのが良かった。
恋愛や結婚の本質を突くセリフにドキッとする
今回も、巧の熱弁する「高等遊民」「寄生」の概念規定や、依子の「婚姻制度」と「ファザコン」と言う背反する価値観の共存とか、2人のキャラクターの個性も楽しいし、描き分けもしっかりされており、脚本と演出に好感が持てる。
そして、この奇抜な生き方を選択している2人のドタバタコメディの中で、時折語られる恋愛や結婚の本質部分をグサッと突き刺すようなセリフもドキッとする。互いに一目惚れしてお付き合いが始まり…的なラブコメとは一線を画した異色なラブコメとして、『月9』枠に新風を吹き込んでいるのかもしれない。
あとがき
今回は、巧と依子の別行動で2人の個性をより魅せたってことで、それは悪いと思いません。でも、本作の本当の面白さは巧と依子の直接対決によるマシンガントーク合戦だと思うので、次回は、あのウザくて強烈な価値観のぶつかり合いを期待します。
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第1話 第2話
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