マッサン (第103回・2/2) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第18週『遠くて近きは男女の仲』【第103回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
マッサン(玉山鉄二)の工場は新たな取引先も見つかり、ようやく軌道に乗り始め、エリー(シャーロット)やエマ(住田萌乃)も徐々に北海道の暮らしに慣れ始めていた。しかしある日、りんご汁が濁り、ラベルにカビが生えたと取引先から苦情が。品質には何の問題もないと釈明するが全て返品、回収費用も負担するよう告げられるのだった。そんな中、熊虎(風間杜夫)が進(螢雪次朗)に頼まれた縁談をハナ(小池栄子)に持ちかける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今週は、別の「新夫婦誕生秘話」なんだ?
今日の15分とサブタイトルで、今週がハナ(小池栄子)と俊夫(八嶋智人)の「新夫婦誕生秘話」の一週間なのがわかってしまった。
まあ、酒の消費量が減少している昨今だから、ウイスキーづくりより婚活ブームに乗っかった方が視聴率が良いとのNHKの判断だろう。この点については、もはやこれ以上の論議は無駄話だからやめておく…
「北海道に遅い春がやってきました」は雑過ぎるぞ
それにしても冒頭から、「北海道に遅い春がやってきました」とは何とも創意工夫のないナレーションだろう。季節と恋の“春”をかけたにしてはお粗末な。しかし、ドラマは突然リンゴ汁の話へ。先週末には「売れない」と悩んでいたマッサン(玉山鉄二)もニコニコ顔で出荷中。
と思ったら、シーンはエリー(シャーロット)の漬物づくりへシーン転換。更に先週雑ながらも1週間かけて描いたエマ(住田萌乃)も、登校時に友だちが迎えに来ることもなく、普通に投稿して終了。話は「新夫婦(仮)」のネタ振りへ。やはり、エリーの主演シーンの演出は気合が違う。だって、今朝は相当テンポが速過ぎるから…
リンゴ汁販売のくだりを見せずに「冒険」もないだろ?
それにしても、もう少しリンゴ汁販売のくだりを見てみたものだ。人気が出たり販路が広がったこと(東京にまで売ったのは初耳だぞ)はナレーション・ベースで、いざ苦情処理の部分だけ描かれても“冒険中”のマッサンに共感するは難しいのでは?
きっとマッサンがあれこれ工面して持ち直したのだろうが、その過程が視聴者に丸投げでは、「愛と冒険の物語」と言うには粗削り過ぎるような気がする。もちろんNHKは、エリーの“愛のお節介”を応援してもらえばそれで良しなんだろうが。
あとがき
確か、マッサンとエリーが互いに惹かれ結婚に至る過程は、僅かな回想シーンと繰り返しのナレーションで語られただけだったなのに、この度の「遅い春」は1週間かけてじっくり描くようですね。
ただ、今日の出演者の時間配分を見る限り、今週は何とかマッサンも描かれるようなので、良しとするしかないようです…
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
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第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
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第13週『急いては事をし損じる』
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第14週『渡る世間に鬼はない』
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第15週『会うは別れの始め』
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第16週『人間到る処青山有り』
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第17週『負うた子に教えられる』
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第18週『遠くて近きは男女の仲』