流星ワゴン (第3話・2/1) 感想
TBS系『流星ワゴン』(公式)
第3話・10分拡大スペシャル『成功への道~鉄棒感動物語!奇跡を起こせ』の感想。
なお、原作小説:重松清『流星ワゴン』は未読。
一雄(西島秀俊)と忠雄(香川照之)、付いてきた健太(高木星来)は、公園で異様な光景を目にする。広樹(横山幸汰)が‘処刑’と称し、教師らの名前を書いた人形をパチンコで倒しているのだ。ここまで追い詰められていたのかと衝撃を受ける一雄は、受験をやめないかと提案するが、広樹は受験すると譲らない。そこに、級友たちがサッカーをしようと誘いに来た。塾を理由に断る広樹を、一雄は気分転換になるからと送り出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
何も日曜の夜に疲れるドラマに仕上げなくても?
親子や家族、夫婦の関係修復をタイムスリップしてやり直す話で、自分自身の家族らのことを見つめ直そうとした物語であることはわかるし、そんなドラマを本放送枠で放映する意味はあると思う。しかし、内容以前に、大人も子供も絶叫や怒涛の連続で観ているだけで疲れてしまう。
今週は、健太(高木星来)と広樹(横山幸汰)も怒鳴るシーンが多い上に、それに負けじと忠雄(香川照之)も被せてくるから、ストーリー以前に落ち着かなくて、私は話に集中できなかった。俳優陣の渾身の演技は良いが、ここまでやると、第3話なのに、もう私にはただただ疲れるドラマになってきているのだが…
共感できる登場人物がいない…
今回のテーマである、いじめがダメなのはわかる。ただ、いじめを受けている親・一雄(西島秀俊)の言動に共感できない。まあ、結果として友だちが遠ざかり自己反省すれば良いがそうなるのか…。
また、忠雄は一本気で気持ちのいい性格なのだが、一雄の少年期の暴力シーンが映し出される度、独りよがりで何でも強引に進める度にちょっと引いてしまう。どうも、本作には私が共感し本作応援できる登場人物がいない。ここが、本作に入り込めない最初の入り口なのだと思う。
あとがき
今回の記事は、敢えて内容に踏み込みませんでした。その理由は、あれこれ各家族に問題があり、それを解決しようと必死なのはわかりますが、正直これまでの3話の展開自体はそれほど変化はありません。
出来れば、忠さんだけでも劇中で表現に変化をつけるなりして、忠雄が過去に戻ってきた意味を一雄が感じ取るような流れに、ぼちぼち移行しても良いかなと思います。今はまだ第3話ですが、このままではパターン化は逃れられないような。話には興味があるので、勝手な意見ですが、少し変化してほしいです。次回に期待します。
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