マッサン (第97回・1/26) 感想 ※修正あり
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第17週『負うた子に教えられる』【第97回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
1933(昭和8年)、マッサン(玉山鉄二)の会社、北海道果汁では順調にリンゴジュースの製造が進んでいた。毎朝8時の始業に合わせ鳴り響く鐘の音をほほえましく聞くエリー(シャーロット)。しかし、営業はうまくいかず倉庫には出荷されない商品が山積みに。娘のエマ(住田萌乃)はエリーとの外見の違いに興味を持ちはじめ、そんな時に学校で父兄参観のお知らせと、「わたしのかぞく」という作文課題が出されるのだが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
描かないよりマシ…
先週末に驚く程突然に北海道果汁工場が完成したお蔭で、今日は俊夫(八嶋智人)の参戦もあって、何とかウイスキーづくりのスタートであるリンゴジュースの販売不振が描かれたから、まあ良しとしよう。描かないよりマシってレベルだが…
また思慮の浅いタナボタ待ちの男のイメージが…
それにしても、鴨居社長に商売、特に売るのは大変だとあれだけ教わったはずのマッサン(玉山鉄二)だが、今日の社長の電話での営業と身内の試飲会だけを見せたのでは、無計画で事前の市場調査もせずリンゴジュースを作ったように見えてしまう。これでまた思慮の浅いタナボタ待ちの男のイメージがついてしまう…
手伝わないよりマシ…
土曜日は漬物作りで終わったエリー(シャーロット)が、今日は賄い飯を作っていたから、こちらも良しとしよう。ただ、週の初めから夫婦を別々に描くってことは、今週は完全にエリーとエマ(住田萌乃)週間なのは確定。これでまた宇井好きづくりは停滞する…
また“外人ネタ”で1週間無駄遣い…
日本人の夫の妻になろうと(一応)あれこれ努力してきたエリーなのに、ここへきてまた“外人ネタ”で1週間無駄遣いか、と思ってしまう。だって、これまでエマなんてニンジン嫌いの話程度しか記憶にないし、忘れた頃に養女を持ち出して、朝から人種差別問題を扱う必要ってあるのだろうか。
エリーはヒロイン主人公でなく、主人公の妻…
いくら「朝ドラ」史上で初の外国人女性ヒロインは大きな“売り”だと思う。しかし、本作においてはヒロイン主人公でなく、あくまで主人公マッサンの妻である。そんなこと、外人であることを除けば誰でも理解できるはずだ。そこに未だこだわり続けて本筋を停滞させては強引に進め、脇道をだらだらと進むのは間違ていると思う。
あとがき
当blogにも、“朝ドラのヒロイン擁護派”さんがいて、これまた反発を買いそうですが、本作の主人公はマッサンなのは間違いないですよ。だって、タイトルがそうなんだから。いくら「夫婦の愛と冒険の物語」と謳っても、マッサンのウイスキーづくりの話であることに間違いない。
でも、その主人公の人生の成功は、外国人の妻の献身的な支えがあり、余市の人たちとの結びつきが…って話になるのは、史実がどうこうのレベルで無く、残り3か月を切った今なら誰でもわかること。どうぞエリーがメインの話は今週でおしまいにして、せめて妻エリーを描いて欲しいです。
【修正 2015/01/28 13:50】
文中で「エリーはヒロインで無い」との記載がありましたが、正しくは「エリーは主人公で無い」の誤りでした。関係者及びファンの皆さまにはお詫びして、訂正させて頂きます。 by 管理人みっきー
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
31 32 33 34 35 36
第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
43 44 45 46 47 48
第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
49 50 51 52 53 54
第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
61 62 63 64 65 66
第12週『冬来たりなば春遠からじ』
67 68 69 70 71 72
第13週『急いては事をし損じる』
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第14週『渡る世間に鬼はない』
79 80 81 82 83 84
第15週『会うは別れの始め』
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第16週『人間到る処青山有り』
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第17週『負うた子に教えられる』