[読書]企画は、ひと言。 (石田章洋/著・日本能率協会マネジメントセンター) 感想

タイトルに新鮮味を感じるなら読む価値あり!
本書は、テレビ番組のウケやすいくて承認されやすい「企画」の発想の仕方やつくり方について書かれている。簡単に言えば「ひと言で言い表せるような研ぎ澄まされた解りやすい企画をつくれ」と言うことだ。
正にタイトル通りの内容。だから、タイトルに新鮮味を感じたなら読む価値あり。タイトルから大よその内容が予想できる人は読む必要は無いと思う
「ひと言」から「企画」の仕上げ方まで網羅!
テレビ番組に限らず、様々な分野で既に「企画」と言う仕事をして成功実績があるなら、本書に書かれていることの多くは、実践しているだろうし若い頃は痛い程に叩き込まれたことだと思う。特に…
第1章 ウケる企画はみんな「ひと言」
第4章 ひと言で発想する技術(2) アイデアをひと言にまとめる技術
第5章 「ひと言」を強く、確実に伝えるために
では、「ひと言」の重要性に始まり、「ひと言」を基にした「企画」の仕上げ方まで、とても丁寧に解説されており、初心者でもウンウンと頷きながら理解できると思う。
想いをカタチにするためには、どう“想え”ば良いのか!?
また、
第2章 ウケるアイデアの5原則
第3章 ひと言で発想する技術(1) アイデアを生み出す
では、本書の究極のテーマである「想いをカタチにするための本」と言う部分の、“想い”そのものに、どうやってウケる要素や興味を持たせる要素、ヒットする要素を備えるかが解りやすく書いてある。
これまで、企画のアタリハズレが大きい人(残念ながら、私がこれだ)や、企画が上手く行かない人、企画って何だろうと思う人、そんな人たちには、モヤモヤしてたものが体系的に整理されて書かれているから、読後にスッキリできると思う。
あとがき
本書にも例として挙げられているブレイク・スナイダー(著)の『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』にあるように、2時間の映画の内容を1行で表現できなければクリエーターは務まらない。それはそのものの本質を捉えているかどうかを見極める物差しだからです。
本書は、企画と言うものの本質をきちんと捉える方法の一つとして、「ひと言」で表すことに拘って書かれています。想いとカタチにしたいすべての人に一読をお薦めしたいです。
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企画書は手描き1枚
プレゼンは資料作りで決まる! 意思決定を引き寄せる6つのステップ
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