マッサン (第96回・1/24) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第16週『人間到る処青山有り』【第96回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
家族の絆を取り戻した熊虎(風間杜夫)は、自分たちの夢とともにニシン御殿が建つ土地の権利書をマッサン(玉山鉄二)に託し、ハナ(小池栄子)と一馬(堀井新太)も同意する。マッサンはその想いを受け取り、もう一度この家にたくさんの人々が集い、余市をウイスキーの里と呼ばれる場所にすることを強く誓うのだった。そして一年後、エリー(シャーロット)のもとにラブレターを書いた相手がやって来て…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
誰が何と言おうと…
エリー(シャーロット)が物語に出しゃばらない方が良い。話の流れに違和感が無いし、話そのものもちゃんと進む。これが今週明らかになったと思う。特に、今日の前半なんて、エリーがいなくても全く問題無し。
「皆で頑張って行きましょう」と手を重ねて、俊兄(八嶋智人)に手紙を書いたって台詞だけで、こちらは十分に脳内補完できるんだから。エリーもきっとあれこれマッサン(玉山鉄二)を支えたのだろうと…。
エリーを描くなと言う訳ではない
エリーの出番は少ないのが良いに決まっているが、出すなと言うわけではない。必要な場面では的確な描写で登場させなければ、いつになっても『夫婦の愛と冒険の物語』にならないからだ。
そこで、今日のシーンではこんなことを考えてしまう。確か、リンゴジュースを作ろうと言い出したのはエリーのはずだ。立派な家も建ち、ハナ(小池栄子)に漬け物の作り方まで教わったのなら、夫を支える妻の姿として、エリーのお蔭で残せることになった元ニシン御殿の食堂で、厨房を手伝うエリーを描いた方が良いし…
リンゴ汁工場でラベル貼りの手伝いをするエリーだって、むしろあって当然の描写なのに、残念ながらどちらも描かれずに終了してしまった。ウイスキーづくりは手伝えないからあれこれ無駄話で登場させたとしても、リンゴ汁の瓶詰め作業なら、活気に溢れた工場に笑顔で夫を支えるエリーを描くべきだと思うが…
あとがき
今朝は体調を崩して、感想の記事の掲載が遅くなりました。すみません。それにしても、エリーが前面に出ない方が良いですよね。展開もスムーズですし。でも、これでは『夫婦の物語』としては不満です。
しかし、どうしてこの作者は夫婦の描き方が下手なんでしょう。夫婦を一緒に描くべき時に別々に描き、夫婦を別々に描き出すと、エリーばかり描いてマッサンは添え物状態。そして、ウイスキーづくりが進んでないのに気付いて、慌ててマッサンを押し出して語りと共に強引に進めちゃう。
これが『夫婦の物語』と言うのですから笑うしかないです。だって、エリーにはウイスキー製造技術は無いんですよ。だったら、時代錯誤かもしれませんが、エリーで妻の内助の功を描き、メインは夫の政春で良いんです。それがマッサンとエリーと言う国際結婚の夫婦のカタチなのですから。
そして来週の予告編ですが、工場のカットが1つもありませんでした。どうやら来週の主役はエマとそれを支えるエリーのようです。困ったなあ…
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
49 50 51 52 53 54
第10週『灯台下暗し』
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第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
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第13週『急いては事をし損じる』
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第14週『渡る世間に鬼はない』
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第15週『会うは別れの始め』
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第16週『人間到る処青山有り』
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