マッサン (第95回・1/23) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第16週『人間到る処青山有り』【第95回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
このままだと自分たちも裏切り者の仲間だと思われて何も出来ないと、熊虎(風間杜夫)の家を出ようと提案するマッサン(玉山鉄二)。しかし、エリー(シャーロット)は反対し、熊虎の家族を仲直りさせたいと言うのだった。そんなとき、進(螢雪次朗)たちが熊虎のもとへやってくる。土地の権利書を取り上げようとする進らに抵抗する熊虎に、一馬(堀井新太)はこれまで家族を顧みなかったことを責めるのだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
タイトル明け6秒で、エリーに主役交代…
今日はメインタイトル明けの僅か6秒で、中身の無いことを察知できた。そう、折角昨日は夫婦別行動で珍しくマッサン(玉山鉄二)の苦悩が描かれてきたのに、冒頭6秒でエリー(シャーロット)が川辺までやってきたってことは、今日はエリーが主役乗っ取りになってしまう…
私の言い分に矛盾を感じるかもしれない。少し前までは「夫婦を別々に描かず一緒に描け」と言ってきたから。しかし、それはこれまでエリーを描くとマッサンがエリーのエピソードに食われてしまい、ウイスキーづくりがストップするからだ。もはや余市での起業を決意した今、とにかくマッサンを描くべきなのだ。
「夢の大地じゃ思うて、やってきたのに」
いつ頃からマッサンがそう思ってきたのかもよくわからないが、「自由で夢のある大地(に)、マッサンがするんでしょ?」と励ましたエリーはもっと意味不明。私が見てきたのは、この夫婦がタナボタで資金繰りをし、北海道で唯一頼れる熊虎(風間杜夫)の家に押しかけただけ。
夫婦一緒のシーンを盛り込みたいだけ?
そして、大阪でのエリーは、僅かたった1枚の余市の写真と故郷のスコットランドを重ねていただけなのに、「私ここ好き。北海道大好き」と唐突に言われても、エリーの北海道への思い入れ何て殆ど描かれていないのだから、ただ夫婦が一緒にいるシーンを盛り込みたいだけにしか思えない。それは川辺のあとのシーンも同じだ。
脚本家は思いつきで書いているのか?
昨日、あれだけの熱意を込めてマッサンに会津の人間たちの開拓魂を語った進(螢雪次朗)なのに、今日の進は最初からケンカの仲裁役に変身。ホント、思いつきでしか脚本を書いていないとしか思えぬ展開はつづく。
今度は唐突に、いつものエリーのお節介シーン。いつ熊虎夫婦や家族の事情を調査したのか知らないが、エリーのアップの連続で強引に説得力を持たせようとしても、エリーが「夫婦愛」「家族愛」を語り熊虎を騙して、またタナボタ狙いをしているようにしか見えない。
結局、またタナボタで権利書入手…
事実、最後の30秒で森野家の権利書はマッサンの手の中へ。またしてもマッサンはエリーの演説を見てるだけで、タナボタ状態で“自由と夢のための切符”をあっさり手に入れてしまった。こんなことなら、昨日の15分で全員が森野家に集合して済ませてしまえば、貴重な15分を無駄にすることも無かったのに…
あとがき
夫婦2人のシーンを入れるのは良いことです。ただ、土地の権利書を手に入れるだけで1週間も消費するのは、残り2か月半を切った今やるべきかどうか。
この先、工場建設始めウイスキー出荷まで相当な山あり谷ありがあるはず。そちらを夫唱婦随の姿で描いて欲しいです。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
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第13週『急いては事をし損じる』
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第14週『渡る世間に鬼はない』
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第15週『会うは別れの始め』
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第16週『人間到る処青山有り』
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