マッサン (第94回・1/22) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第16週『人間到る処青山有り』【第94回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。でも、今日はちょっと褒めてます!
マッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)はハナ(小池栄子)から、この二年間ニシンが全く来ないことが原因で熊虎(風間杜夫)がばく大な借金を背負ってしまったことを知る。しかし、借金以外にも何か根深い問題があると感じたマッサンは、再び進(螢雪次朗)のもとを訪れる。進は会津から北海道へと開拓民としてやってきた祖先の歴史を語り、この厳しい大地に耐えてやっていく覚悟があるのかとマッサンに問うのだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
これは「夫婦の愛と冒険の物語」だから…
本作へのコメントに、「朝ドラはヒロイン(女性の主人公)を魅せてこそ」や「初の外国人ヒロインは珍しい」など、語弊があるかもしれないが、長年の朝ドラファンには“エリー擁護派”が多い。確かにこれまではそうかもしれない。しかし、本作の主人公は“夫婦”であり、物語は“夫婦の愛と冒険”だ。
であれば、史実はどうであれ、国産初のウイスキーづくりのフィクションなのだから、ここは恒例、慣習を少し休んで、もっとマッサン(玉山鉄二)を描かないとエリー(シャーロット)の物語になってしまうのではないだろうか。そんなことを考えつつ観始めた今日はかなり良い部分があった。
マッサンの悩む姿こそ、このドラマに必要だった
今回も冒頭で、エリーの「他人の家族にお節介を焼く」癖と、作者の「なぜか親子の話を入れたがる」が出そうになったが、今日は違った。昨日とは変わって夫婦を別行動にして、マッサンと進(螢雪次朗)だけで、余市の人間でないよそ者である会津の男たちの余市の地の開拓の話をしっかり男同士の会話で魅せてきた。
特に、日本中から集まった開拓者たちの厳しい自然と向き合って自然と共に生き死にもの狂いで余市に根付いた“開拓者たちの魂”を、進がリンゴ畑でマッサンに伝えたのは良かった。
鴨居社長から起業の覚悟を教わり、進から余市での再出発の覚悟を突きつけられマッサンの苦悩が描かれた。悩む主人公こそ、このドラマに必要なものだったと思う。
あとがき
今日のように、夫婦を別行動にして、マッサンとエリーが得る情報を別にして、その上で夫婦で話し合って一緒に悩み苦しみ考えて前に進んで行ってこそ「夫婦の愛と冒険の物語」だと思います。このまま行けば、今週末は、いつものエリーのお節介話で終わらないかも…。期待します。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
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第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
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第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
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第13週『急いては事をし損じる』
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第14週『渡る世間に鬼はない』
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第15週『会うは別れの始め』
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第16週『人間到る処青山有り』
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