マッサン (第91回・1/19) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第16週『人間到る処青山有り』【第91回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
1932年(昭和7年)、マッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)はついに北海道・余市へとやってくる。大阪のキャサリン(濱田マリ)ら近所の人々、そして田中大作(西川きよし)というこれまで二人を支えてきてくれた人たちのためにも、この北海道で必ず夢を実現させなくてはと決意をあらたにするのだった。そしてマッサンたちはまず以前に出会ったニシン漁の親方・森野熊虎(風間杜夫)のもとを訪ねるのだが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「やっと余市編」なのに、「まだ大阪編」か…
なぜ山道を歩くのにエリー(シャーロット)がエマ(住田萌乃)を抱っこしてるのか意味不明だが(急いでるって演出だろうが)、まあ週のアタマ月曜日から、いよいよ“余市編”が始まるぞとの意気込みを見せたのは良かった。このままずっと余市での物語が進んでくれるのを祈るばかりなのだが…
描くべきものとそうでないもののバランスが悪過ぎる
夢は簡単に叶うもので無いことを本作が教えてくれた。主題歌が終わると、なんと再び時間軸を戻して“大阪編”が始まるではないか。それも全く描く必要のないいつものメンバー総出演で送別会を7分間も放送。なぜ本作は大阪の街の温かな人情には時間を割いて、ウイスキー製造や資金繰りは雑に描くのか?バランスが悪過ぎる。
政春の田中社長に礼を尽くす姿を描くべきだった
なぜベッドの上で寝ているエマをエリーが抱いているのか、まるでお人形さんが人形を抱いているようで気味が悪いのだが、それは個人的な問題として、その直後に描かれた田中社長(西川きよし)との別れのシーンも私には取って付けたように見えた。折角ならマッサンが住吉酒造を訪れて礼を尽くせば、マッサンを見直せたのに…
英語よりコテコテの大阪弁で熊虎をやり込めた方が…
そして、いよいよエリーと熊虎(風間杜夫)の初対面のシーン。言いたいことは山ほどあるが、今日は1つだけ。なぜエリーの台詞を英語にしたのか?確かに“北海道の地に珍しい外人女がやってきた”を演出したいのだろうが…
エリーの滞大阪期間からしたら、コテコテの大阪弁で熊虎が意味不明になる方が、自然な演出で無かったろうか。シャーロットさんの演技力は置いておけばの話だが…
あとがき
相変わらずマッサンとエリーは不義理で感じの悪い夫婦にしか見えないんですよね。折角“余市編”になって気分転換できるんですから、これまでの設定はご破算にしても良いので、みんなに好かれるキャラクターに再構成して欲しいです。でないと、今度は“余市編”に登場する人たちと視聴者に隔たりが生まれるだけだと思います…
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
25 26 27 28 29 30
第6週『情けは人のためならず』
31 32 33 34 35 36
第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
43 44 45 46 47 48
第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
49 50 51 52 53 54
第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
67 68 69 70 71 72
第13週『急いては事をし損じる』
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第14週『渡る世間に鬼はない』
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第15週『会うは別れの始め』
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第16週『人間到る処青山有り』