マッサン (第84回・1/10) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第14週『渡る世間に鬼はない』【第84回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
二人きりで、政志(前田吟)にこれまでの礼を言う早苗(泉ピン子)。政志もまた夫婦になれて良かったと告げるのだった。その時、花嫁姿のエリー(シャーロット)が現れ、その姿を微笑みながら眺める早苗。早苗は男として生まれ蔵を継ぎたかったこと、夢を持つマッサン(玉山鉄二)とエリーがまぶしくて羨ましかったことを語り、ついにエリーを日本一の嫁だと認めるのだった。そこについにマッサン(玉山鉄二)が駆けつける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今日は「マッサンの女房」も改め、「亀山家の嫁」で良いよ
これまでも当blogでは、タイトルを『マッサン』から『マッサンの女房』にした方がしっくりくると言ってきた。しかし、昨日の15分間は実母・早苗(泉ピン子)の危篤に駆けつけることも無く、花嫁姿のエリー(シャーロット)で時間繋いで、まさに今日は8分過ぎまで“エリー劇場”だ。これじゃ殆ど『亀山家の嫁』じゃないか?
早苗の最期の言葉の解説までエリーがマッサンにする始末
マッサンが到着したのを待っていたように早苗が亡くなったのは、ドラマによくある手法だが、こんなにテンポ良く、且つあっさり終わってしまったのはどうだろう。だから、早苗の最期の言葉の解説までエリーがマッサンにする始末。ここまで主人公をそっちのけにしてエリーを描くって?
外人女性のヒロインは朝ドラ初の目玉商品なのは解る
確かに外人女性のヒロインは朝ドラ初の目玉商品だし、これまでのエリーと早苗の嫁姑話は朝ドラ視聴者の好物なのも解る。しかし、ドラマ全体を見れば、マッサンもマッサンのウイスキーづくりがサイドストーリー以下の扱いで、テレビに映し出されるのは、エリーとご近所さんと家族の話(昨日の記事に書きました)ばかり…
留学中の政春とエリーを丁寧に描いておくべきだった
百歩譲って、エリーを前面に出すなら、第1回からスコットランドでの留学中のマッサンとエリーをしっかり描いておくべきだったし、帰国後のエリーについても日本文化に戸惑っているだけで、大した深い心理描写も無いまま、ただただ劇中のポジションだけが主人公にすり替わっているのはどうしても解せない。
このまま残り3か月続くのだろうか?「余市編」はいつ再開するのだろうか?
あとがき
予告編を観ると、もう来週でマッサンが会社を辞めたいだのってことになってましたね。確かにウイスキーづくりは山崎で国産初が完成したところまできました。しかし、その間、マッサンが何をしたかと考えると、時々怒っていたのは覚えていますが、エリーの看病していた印象のほうが多いくらいです。
もう、このまま『マッサンの女房』か『亀山家の嫁』のまま最後まで進むのでしょうか。私は納得できませんけどね。
――『[読書]竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語 (千石涼太郎/著・双葉社) 感想』の記事もご参照下さい。史実と本作のズレについて少し触れています。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
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第13週『急いては事をし損じる』
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第14週『渡る世間に鬼はない』
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