マッサン (第83回・1/9) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第14週『渡る世間に鬼はない』【第83回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
エリー(シャーロット)はようやくマッサン(玉山鉄二)と連絡がとれ、マッサンは急いで広島へと向かう。その知らせに安心し喜ぶ一同であったが、早苗(泉ピン子)が吐血、医者からもう残り時間はわずかと告げられる。早苗はエリーが作ったホット・トディーを飲み、マッサンが帰ってきたら祝言をあげてやってほしいと政志(前田吟)に頼む。そして、エリーは千加子(西田尚美)に促され着物に着替え始めるのだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
マッサンが広島に到着せずに終わっちゃった
土曜日まで引っ張るのは予想していたが、まさかマッサン(玉山鉄二)が広島に到着しないで終わるとは思わなかった。それも冒頭から昨日のエリー(シャーロット)の意味不明な「あんぽんたん」の怒りの電話の続きが「心配したあ。マッサン、どこにいるの?」ってさらに意味不明なことを。
一体エリーは何を心配して電話したの?
だって、この電話は早苗の危篤を政春に伝える電話であって、政春の北海道での近況伺いではないのだから、「あんぽんたん」は我慢するとして、最初に言うべきは「お母さんが危篤だよ」だと思うが。一体エリーは何を心配してるんだか…
なぜマッサンをおかしな男に描くのか?
そして、アバンタイトルで気を取り直そうと思ったら、車掌や乗客に無意味に食って掛かるマッサン登場。そして、列車内の母子を見て自分の子供の頃を思い出すくだりは、序盤の“広島編”の父子相撲のくだりの焼き直し。これはこれで悪いとは思わない。主人公の親子関係は主人公を描くのに大切だから。
親子の話が多過ぎる
本作はウイスキーづくりよりも親子の話が多い。いや、どんな話も最終的に親子の話に持って行く傾向が強い。エリーの実家も大家の件もみんな最後は親子の話。こうしてあちこち親子の話ばかりでは、肝心の主人公の親子の話がぼやけるのは当然。
で、こうして15分もだらだら描いたところで、これまでの政春と早苗の母子物語が希薄な状態では、取って付けた印象しか残らないのだが…
あとがき
いよいよ明日は、亀山家の長男が初登場するんですかね。もうその位しか土曜日の見どころの予想が出来ません。早く、週が明けて「余市編」の第4回が観られるのを期待します。
――『[読書]竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語 (千石涼太郎/著・双葉社) 感想』の記事もご参照下さい。史実と本作のズレについて少し触れています。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
連続テレビ小説 マッサン Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 マッサン 上 単行本
竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語
NHK連続テレビ小説「マッサン」主題歌“麦の唄" 中島みゆき
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/6512/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/412043013.html でも、TB受付けております。
【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
1 2 3 4 5 6
第2週『災い転じて福となす』
7 8 9 10 11 12
第3週『住めば都』
13 14 15 16 17 18
第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
19 20 21 22 23 24
第5週『内助の功』
25 26 27 28 29 30
第6週『情けは人のためならず』
31 32 33 34 35 36
第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
43 44 45 46 47 48
第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
49 50 51 52 53 54
第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
61 62 63 64 65 66
第12週『冬来たりなば春遠からじ』
67 68 69 70 71 72
第13週『急いては事をし損じる』
73 74 75 76 77 78
第14週『渡る世間に鬼はない』
79 80 81 82