マッサン (第79回・1/5) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第14週『渡る世間に鬼はない』【第79回】の感想。
ウイスキーの方向性を巡りマッサン(玉山鉄二)と鴨居(堤真一)は対立を深めていき、鴨居はマッサンに営業へ回るよう命じる。ショックを受けるマッサンであったが、自分がつくったウイスキーを客がどんな顔をして飲むのか自分の目で確かめようと、以前から気にかけていた北海道に向かうのだった。一方、エリー(シャーロット)のもとに早苗(泉ピン子)危篤の電報が届き、マッサン不在のなかエリーは広島へ向かうのだが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
年明けから大阪の下町のくだりと、エリーと広島か…
昨年 12/18 に放送されたNHKとっておきサンデー『増刊号~2014年末スペシャル~』(公式)に玉山鉄二さんとシャーロット・ケイト・フォックスさんが出演した時のこと。その中で、なかなか鴨居商店に入社を決意しないマッサンをどう思うか、玉山さんに質問が及んだ。その答えが…
「僕も台本読んでて、早よ、入れや!って何回も心の中で叫んだ思い出があるんですけど」
だった。そして、脚本家が大阪の街の人たちの温かさなどを本作で描きたいとのことで納得したと言った感じで玉山さんは締め括った。結局、今日、いや今回も全く同じパターン。
個人的には、さっさと余市工場へ話を進めろと思うが、まあマッサン(玉山鉄二)が北海道に営業に行くのまでは良しとしよう。そのままウイスキー販売、製造と話を進めれば良いものを、わざわざ下町の人々との笑えない交流を挟んで、更に物語はマッサンとエリーを物理的に離して広島へ移るらしい。
この際、史実はどうでも良いから、夫婦喧嘩の途中で電報が届いて、そのまま広島直行で良いではないか。なぜ、ウイスキーづくりを描かず、脇道ばかりに話が反れるのか全く解らない。
シャーロットさんが日本語の台詞を覚えられないから…
また、今日ずっと気になったことがある。中盤のマッサンとエリーの夫婦喧嘩や、終盤のご近所さんとのやりとりの編集だ。とにかく無駄なカット割りが多い。目まぐるしく観るのが疲れるほどだ。それも、エリーの台詞の前後は必ずと言って良い位にカメラが切り替わるし、エリーはいつもアップばかり。
この台詞の終点でカットを切って繋げる編集を「ダイアログカット」と言うのだが、これはドラマではテンポが生まれず最もつまらない編集とされるから、余程の無い限り何分間も「ダイアログカット」で進むなんてやらないのだが。
上で書いた番組でのシャーロットさんを観る限り、日本語の台詞が覚えきれないのではないかと推測してしまう。でも、そう思えば胸の奥がスッとするのが本音だ。そんな大人の事情があと3か月も続くのかと思うとやり切れない…
あとがき
1週間ぶりに再開した『マッサン』ですが、11月頃と殆ど変化はありませんね。どうやら今週も広島でエリーと早苗(泉ピン子)のくだりに週末にちょこっとマッサンが参戦して終わりそう。どうしてこんなにエリーばかり描くんでしょう?
――『[読書]竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語 (千石涼太郎/著・双葉社) 感想』の記事もご参照下さい。史実と本作のズレについて少し触れています。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
連続テレビ小説 マッサン Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 マッサン 上 単行本
竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語
NHK連続テレビ小説「マッサン」主題歌“麦の唄" 中島みゆき
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/6498/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/411826005.html でも、TB受付けております。
【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
1 2 3 4 5 6
第2週『災い転じて福となす』
7 8 9 10 11 12
第3週『住めば都』
13 14 15 16 17 18
第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
19 20 21 22 23 24
第5週『内助の功』
25 26 27 28 29 30
第6週『情けは人のためならず』
31 32 33 34 35 36
第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
43 44 45 46 47 48
第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
49 50 51 52 53 54
第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
61 62 63 64 65 66
第12週『冬来たりなば春遠からじ』
67 68 69 70 71 72
第13週『急いては事をし損じる』
73 74 75 76 77 78
第14週『渡る世間に鬼はない』