ドラマSP 「このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~」 (2014/12/29) 感想

TBS系ドラマSP『このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~』公式
『天才小説家×一流映画監督がコラボした、一夜限りの豪華オムニバスドラマ!味わいの異なる4つの謎=各25分の濃密ミステリー!又吉×希林の他では見られないコントも!』の感想。


超人気作家がドラマのために書き下ろした傑作ミステリーを、豪華キャストと一流映画監督が映像化!贅沢で見やすい、各25分×4本のオムニバス! 案内人は又吉×希林の異色コンビ…今年を振り返るブラックなコントが冴え渡る! ○寝台特急の密室殺人!容疑者は4人の美女○天才ピアニストの死…完全犯罪を超えるトリック! ○誘拐犯VS元・戦隊ヒーロー!?父の誇りをかけた戦い ○東京を襲う大寒波に隠された恐ろしい計画
---上記の番組内容は[Yahoo!TV]より引用---

ダイヤモンドダスト

【公式あらすじ】 大寒波が襲来し大雪に見舞われた首都・東京。その夜、スポーツ用品店で働く二人の男、奥脇巧(AKIRA)と明神和也(山本耕史)は翌日に迫った新店舗の開店準備に追われ、二人だけで残業を余儀なくされていた。夜が更けるにつれ暴風雪は増強。都市インフラが機能停止に陥るパニックの中、準備中の新店舗内で停電に遭い、作業を中断せざるおえなくなった二人は奥脇の決断で新店舗から歩いて本社に戻ることにする。
大都会の真ん中にいるにも関わらず強烈な暴風雪が吹き荒れ、まるで雪山の中を歩くような感覚に襲われる奥脇と明神。容赦なく襲い掛かる暴風雪の猛威の恐怖に、二人はやがて互いの秘密や欲望がむき出しになっていく。二人は果たして無事に本社に戻れるのか? 最後に衝撃のラストが待ち受ける!

原作:安生正「生存者ゼロ」~デビュー作59万部の大ヒット!~
監督:古澤健「今日、恋をはじめます」「ルームメイト」「クローバー」

【各話感想】 事故(事件)の翌朝のシーンから、前夜の計画中のシーンに移行したのが解り難かったのが残念。まあ、それ以前に劇中のワイドショーで解説を入れた段階で、翌朝の和也(山本耕史)は店内で挨拶しているだけで良かった訳だが。

更に言えば、エンディングの和也の睦美(高橋ユウ)への“含み笑い”が尻切れの印象。次は自分から巧(AKIRA)に鞍替えした彼女に復讐するのか、元カノを取り返してシメシメとしたのか。前者が楽しいに決まっているが。

最後に非喫煙者の私としては、スポーツ用品店でのし上がってきた男が、都内の地下のあの状況で喫煙している段階でハテナマークだが…

残されたセンリツ

【公式あらすじ】 天才女流ピアニストとして名を馳せる多岐川玲(とよた真帆)が3年ぶりにリサイタルを開いた。生涯で最高の演奏と言わしめる玲の超絶技巧な演奏は聴衆を魅了し、リサイタルは賞賛の嵐で幕を閉じる。
ところが、絶賛の拍手が鳴り止まない会場を後にした直後、玲は控え室で謎の死を遂げる。玲の傍らに転がっていたのは青酸カリが混入されたコーヒーの入ったボトルが一つ……。現場に出入り出来たのは、長年連れ添ったマネージャーで元恋人の安住鷹久(佐藤二朗)とリサイタルの主催者で現在の恋人である美能忠邦(長谷川初範)、そして玲と同じくピアニストで玲とは不仲だった娘の多岐川真由(川口春奈)の3人だった。捜査を担当する刑事の河原崎雄二(イッセー尾形)は彼独特の含蓄ある人間観察によって玲と3人の間に隠された意外な愛憎劇にたどり着く……。
ラストに残されたのは、“戦慄”の真実と、悲しく響き渡る“旋律”だった――。

原作:中山七里「さよならドビュッシー」~連載14本の超売れっ子~
監督:金子修介「ガメラ 大怪獣空中決戦」「デスノート」「あずみ2 Death or Love」

【各話感想】 イッセー尾形さんの演技は渋いものの、やはりキャラを作り過ぎが目立ってしまった、だって他の出演者の殆どがいつもと変わらないのだから。話も単純なのに、何度も繰り返しが多くて全体的にクドイ印象。

やはり、ネグレクト(児童虐待)や自分の死を以って復讐すること等の後味の悪い展開だけにもう少しあっさり感があって良かったような。

そして、幼少時代の真由(川口春奈)が玲(とよた真帆)のピアノ演奏を屋外で聞くシーン。屋外の真由の台詞のバック(背景に流れる)のピアノ曲は、屋外に洩れてくるピアノの音で無いと娘に感情移入しにくいと思うが…

カシオペアのエンドロール

【公式あらすじ】 札幌から上野に向かう豪華特急列車のスウィートルームで起きた密室殺人事件。殺されたのは乗車していた人気シリーズ映画の撮影隊で、撮影隊の中で唯一の男性である映画監督の道明寺(田中要次)だった。
撮影隊で貸し切りになっていたスウィートルームに出入り出来るのは道明寺と共に乗車していた撮影隊の4人の女たち……。女盛りをちょっと過ぎたプロデューサーの吉川かなえ(いしのようこ)、無駄に色気満々のアシスタントプロデューサー・賀茂泉(矢吹春奈)、今回の映画で大抜擢された新進気鋭の若手女優・樫村愛菜(川島海荷)、そして国民的人気を誇る人気シリーズ映画の主演女優・望月ゆかり(藤原紀香)だった。それぞれ一癖も二癖もある容疑者の女たちを相手に、偶然、出張で同乗していた二人の刑事、スウィーツ好きの変わり者警視・加納(吉田栄作)と部下の玉村(浜野謙太)が捜査に乗り出すが……。

原作:海堂尊「チームバチスタの栄光」~バチスタシリーズ計1000万部突破!~
監督:大谷健太郎「NANA」「ラフ ROUGH」「ジーン・ワルツ」

【各話感想】 凸凹コンビの登場やコメディ要素の入れ方など、正に原作者らしい作品。ただ、30分間の割に登場人物たちも俳優陣も詰め込み過ぎ。ストーリーよりそちらが気になってしまった。お蔭で最後は、栄作&紀香劇場で解説を聞いて終了だった。

黒いパンテル

【公式あらすじ】 中年半ばの須藤(勝村政信)は今でこそ建設会社に勤めるしがない現場監督だが、30年前の20代、実は戦隊モノのヒーローとしてテレビで人気を博した駆け出しの役者だった。須藤は当時共演者でヒロイン女優だった栄子(高橋ひとみ)と結婚し、現在は二十歳になる一人娘・千明(小池里菜)がいる。ある日、須藤は栄子から須藤が役者当事身に着け、仕舞い込んでいたヒーロー・ブラックパンテルの衣装とマスクを見せられ、30年前の出来事を思い出す。それは須藤が出演する戦隊モノの撮影現場で起きた悲惨な事故だった。
当事、須藤が主人公の戦隊モノは佳境を迎え、最終回の撮影を行っていた。ところがそのロケ現場で火災事故が起こり、須藤は先輩俳優で共演の敵役・ドラクル男爵を演じていた二ノ宮(城田優)を見殺しにしてしまったという苦い経験を味わったのだ。久しぶりに衣装を見て自責の念が再燃する須藤。そんな中、須藤の元に娘の千明を誘拐したとのメールが届き、誘拐犯は須藤になんとブラック・パンテルの姿で救出に来るよう指示してくる!須藤は千明の恋人・戸倉(山本裕典)と救出に向かうが……。悲哀に満ちた中年サラリーマンは、果たして娘を無事救出することができるのか!?

原作:乾緑郎「完全なる首長竜の日」~新人賞二冠獲得&デビュー作が映画化!~
監督:星護「笑の大学」「僕と妻の1778の物語」 連続ドラマ「僕の生きる道」

【各話感想】 オムニバス形式だから、こんなテイストの1話があっても良いと思う。ただそれだけ…

総括気味に感想を…

各話の冒頭で、原作者や監督の代表作を提示している段階で、「どうかその点をご配慮の上ご覧下さい」ってことだろうから、これ以上個々の作品を言及するのは野暮だろう。大人の事情を汲み取るしかないってことだ。

ただ、『次回』があるなら、各話が丁寧に創られたのを認めた上で、いくらオムニバス形式とは言え、もう少し各話のジャンルの棲み分けやキャストのバランスを整理整頓すべきと思う。

そして、タイトルに『挑戦状』が入っているのだから、妙な飾り付けはせず、白紙に毛筆のシンプルさで挑戦して欲しかった。言い訳で始まる挑戦状では受けるこちらも拍子抜けしてしまう…

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