マッサン (第75回・12/24) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第13週『急いては事をし損じる』【第75回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
ブレンド作業に取り組むも、若い原酒しかない難しさに直面し苦しむマッサン(玉山鉄二)。エリー(シャーロット)はその悩みを聞き必死に励ますのだった。そんな状況を察した早苗(泉ピン子)は、娘のエマ(住田萌乃)のためにも広島に帰ってくるようマッサンに提案するのだった。そんな中、鴨居(堤真一)はブレンドしたウイスキーの試飲をしてもらうため、ウイスキーの味に精通した澤田(オール巨人)を招くのだが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
やっとキーワードの「イミテーション」が登場
前回がこの3か月で最低の仕上りだったのに対して、今回は最もウイスキーづくりがまともに描かれた回と言って良いと思う。特に澤田(オール巨人)が発した「イミテーション」と言う言葉は、これから描かれるであろうマッサン(玉山鉄二)と鴨居(堤真一)が歩む飲料事業の肝になるキーワード。
「イミテーション」で政春と鴨居の情熱に火が点いた
この言葉に2人の男の情熱に火が点いたのを、省略せずに描いたのは評価したい。奇抜な発想と敏腕な経営手腕の鴨居と、妥協を許さず本物志向の政春、この日本初国産ウイスキーをつくった男たちの対立しつつも夢を追い続ける姿を、是非このまま描き続けて欲しい。ただ、相当な脳内補完をして書いているのは間違いない…
エリーが政春を励ますのは当然。出番もこの位がベスト
エリー(シャーロット)が政春の悩みを聞き、アドバイスするのは悪くない。劇中の夫は辛気臭くてネガティブ思考だから、政春と国際結婚をして母国と家族を捨てるように日本に来た程に政春とウイスキーづくりへの夢を共有しているエリーが励ますシーンを短めの尺で入れたのも当然だし正解。願わくば、冒頭のカットをマッサンにしたら良かった。
あとがき
息子やエマを心配する早苗(泉ピン子)を含めて、今日の15分はかなり史実に基づいて描いていたように思います。別にフィクションですから、史実を無視しても構いませんが、無視してドラマ全体がエリーが主人公になるなら、今からでも史実を盛り込んで軌道修正して欲しいです。
――というわけで、『マッサン』を毎朝「なんだかなあ」と思いつつ観ているあなた、いっそ史実をきちんと知ってしまうのもアリです。史実なら、ニッカウヰスキー80周年サイト「竹鶴政孝物語」がお薦め。やはりご本家が一番です。
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連続テレビ小説 マッサン Part1 (NHKドラマ・ガイド)
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マッサンとリタ―ジャパニーズ・ウイスキーの誕生 単行本
NHK連続テレビ小説「マッサン」主題歌“麦の唄" 中島みゆき
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
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第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
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第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
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第13週『急いては事をし損じる』
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