マッサン (第71回・12/19) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第12週『冬来たりなば春遠からじ』【第71回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
お披露目会に向け急ピッチで準備を進めるマッサン(玉山鉄二)。一方、エリー(シャーロット)のもとに鴨居(堤真一)が訪ねてくる。自分に元気を取り戻させるためにマッサンを工場の作業に戻したという鴨居の真意に気付いていたエリーに、自分の死んだ妻を重ねる鴨居。エリーは鴨居に心を裸にして英一郎(浅香航大)と話をするよう懇願する。そして、二人が話す瞬間(とき)が訪れ、鴨居は妻と交わした約束について語り出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
これでは、完全にエリーが主人公でしょ?
今日の15分で完全に本作の主人公がエリー(シャーロット)であることを確信した。もちろん初代?主人公のマッサン(玉山鉄二)が辛気臭くてパッとしないキャラクターだからしょうがない一面もある。
だが、今日の話で言えば、いつエリーが鴨居商店に移動してきたのか、外出できるほどに元気を取り戻したのかも一切描かれないのに、もう1人の主人公・鴨居(堤真一)の心まで動かしてして、お涙頂戴エピソードを成立させてしまうのだから、もうこれは正式な2代目主人公と言わざるを得ない。
ウイスキーづくりはサイドストーリーへ格下げ?
そして初代主人公が活躍すべきウイスキーづくりは、完全にサイドストーリーになってしまった。取り敢えず入れておきますよ的な扱い。更に英一郎(浅香航大)が俊夫(八嶋智人)の職人気質を持ち上げるものだから、益々マッサンの影が薄くなる。
政春とエリーで“スコットランド帰郷編”を
こうなったら、第68回の感想で書いたように、本作でマッサンも言っていたように、政春とエリーで“スコットランド帰郷編”で夫婦が元気になる様子でも描いたら良いと思う。その時は英一郎にはご遠慮願って。もうこのくらいしないと、この夫婦分断の物語は修復できなのでは?と思ってしまう。
あとがき
あれこれ詰め込み盛り込むのは構わいませんが、それらすべてがエリーがメインのエピソードばかりなので、ウイスキーづくりの話の影が薄過ぎます。それに、無理矢理にエリーの出番を作っているような構成になっているため、話がブツ切れで何を描きたいのかさえも見えなくなっています。
もう年内はウイスキーづくりはメインになりそうにないので、明日の土曜日はキャサリン絡みでまたエリーが主人公のネタ振りでもありそうですね。だって、工場のお披露目会は騒いで終わりでしょうから…
――というわけで、『マッサン』を毎朝「なんだかなあ」と思いつつ観ているあなた、いっそ史実をきちんと知ってしまうのもアリです。史実なら、ニッカウヰスキー80周年サイト「竹鶴政孝物語」がお薦め。やはりご本家が一番です。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
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第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
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