地獄先生ぬ~べ~ (第10話 最終回・12/13) 感想
日テレ系『地獄先生ぬ~べ~』(公式)
第10話/最終回『さよなら先生!?この命と引換えに俺は皆を守る!奇跡よ起きろ』の感想。
なお、原作漫画:真倉翔(作/原案)、岡野剛(画)『地獄先生ぬ~べ~』は未読。
覇鬼(坂上忍)が封印を破り、鵺野(丸山隆平)の鬼の手が消えてしまった。気絶した鵺野を介抱した律子(桐谷美玲)とゆきめ(知英)は、鬼の手のことを忘れて生活できればと話すが、鵺野は鬼の力を取り戻すのが自分の宿命だと言う。そんな中、覇鬼が学校で暴れ出し、鵺野をかばった玉藻(速水もこみち)やゆきめはボロボロの状態に。覇鬼は本当の絶望を見せると言って姿を消す。玉藻から時空(高橋英樹)が危ないと言われた鵺野は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
最後の最後まで何を描きたかったのかが見なかった
最終回を観てハッキリしたのは、最後の最後まで何を描きたかったのかが見えてこなかったこと。これに尽きる。生徒たちのために妖怪や悪霊を退治する話なのか、学園コメディなのか。
きっとどちらも狙っていたに違いないが、結果的に二兎を追う者は一兎をも得ずの諺どおりになってしまったのでは?
脚本家2人と演出家4人が交代したのも無理がある
その上、本作が2人の脚本家と4人の演出家が交代で担当したのも良くなかったと思う。因みに、最終回の脚本は第1,2,4,6,8,9話を担当したマギー氏、演出は第1,2,5,7話を担当した佐久間紀佳氏だったが、こうしてほぼ1回飛ばしで担当になると、どうしても物語の統一感が損なわれるのは当然だ。
大人の事情による無駄なエピソードも多過ぎた
更に、毎回、ゲストや生徒たちの本筋(が何かと言う問題があるが)とは無関係な無駄なエピソードを、それぞれの脚本家があれこれ挿入するから、余計に本筋が見えなくなってしまった。
確かに大人の事情があるのは解るが、ここまで都度都度のエピソードを挿入したら、折角の第1話からの流れが途切れてしまうではないか。
せめて最終章を見越して第1話から仕込んでおけば…
総括的に見ると、第8話から最終章を、唐突に描き始めた、「良い所のある妖怪」と「悪い事をする妖怪」がいること、「性悪説の妖怪」と「性善説の妖怪」がいることをベースにするのなら、第1話からきちんと下ごしらえをし、仕込んでおくべきだったと思う。それさえやっていれば、終わり良ければすべて良しと言えたのでは?
あとがき
上ではいろいろ書きましたが、第1話から高校生たちが妖怪を信じている設定に、もっと説得力があったら良かったと思います。そこが当初からしっかり描けていれば、生徒のための妖怪退治も学園コメディも、もっと自然に成立したのでは?何れにせよ、勿体無いことをしたと思います。
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