Nのために (第9話・12/12) 感想
TBS系『Nのために』(公式)
第9話『最終章~前編~今夜事件の幕が開く!』の感想。
なお、原作:湊かなえ『Nのために』は未読。
東京に戻るためフェリーを待っていた成瀬(窪田正孝)に、高野(三浦友和)が姿を消した夏恵(原日出子)の置き手紙を見せる。そこには、 14年前に起きた成瀬の実家の放火事件の真相が記されていた。一方、希美(榮倉奈々)が病気であることを知らない安藤(賀来賢人)は、元気がないのを心配してバーベキューに誘う。そんな中、安藤と会った西崎(小出恵介)はその病状を切り出そうとするが、希美のある言葉が頭をよぎり、思いとどまる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
成瀬と希美の青春グラフィティーが影を潜めた今?
「さーて、最終章の前編と言うなら、今夜こそ1つくらいは真相を見せてくれるのかな?」と期待して観始めた第9話。そしたら、ナント冒頭4分過ぎから僅か6分間で真相解明。確かに数ある真相の内の1つではあるが…
ここまで10年前の事件の真相が引き伸ばしになっている状態で、しかも私がお気に入りの成瀬(窪田正孝)と希美(榮倉奈々)の青春胸キュングラフィティーが影を潜めた今とっては、「なーんだ、そうだったのか」って感じ。原作の縛りがあるのかもしれないが、もう少し良いタイミングがあったような気がする。
本には本、テレビにはテレビに最適な表現方法がある
最終章の前編だからか知らないが、今回は事件軸の移動が凄まじい。まるで、読み進めている本を、何度も前にさかのぼって読み返している感じだ。確かに読書の場合はそう言うことは良くある。物語の理解をより深めて楽しむために。
ただ、本作はテレビドラマだ。一方的に物語の進行を押し付けるメディアであり、映像に映し出されてモノが全ての情報なのだ。そのテレビドラマで、ここまで時間軸を行ったり来たりする必要があるだろうか。きちんと時系列で見せながら、ピンポイントの回想で真相を突っ込んでいく方が、明らかに楽しいと思うのだが。
あとがき
10年前の事件の真相を知りたいので観てはいますが、やはり最終回まで引っ張るんですね。こうなると真相だけが最終回の見どころになってしまうのでは?と思うんです。
私にとっては事件の真相も大事ですが、4人の若者、特に希美と成瀬の人生がとっても気になるんですよ。だから、そこをもっと魅せるためにも、真相で引っ張る構成はっどうかなと思っちゃうんです。こう言う見方をしている本作のファンは少ないでしょうが…
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