マッサン (第60回・12/6) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第10週『灯台下暗し』【第60回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
マッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)の前に突然現れた俊夫(八嶋智人)。実はエリーが広島に手紙を出し大阪へ出てきたのだ。鴨居(堤真一)に会わせようと提案するエリーだが、マッサンは鴨居と俊夫は絶対に合わないと反対する。予想通り鴨居に反抗的な態度をとる俊夫であったが、鴨居はそこが気に入ったと入社を認める。ようやく職人も見つかり、いよいよ始まるウイスキーづくりに二人は喜びをかみしめるのだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
エリーが辛気臭い政春を明るくしないなら俊夫に期待
久し振りの俊夫(八嶋智人)の登場で、再び今作が「人情喜劇」になった。また、俊夫のキャラのお蔭で、辛気臭いマッサン(玉山鉄二)も前に出てきた印象もある。ただ、全体的にマッサンの影が薄くなったのも間違いないのだが。
しかし、エリー(シャーロット)がこのまま口先だけの「内助の功」しかせず、夫婦の夢を叶える物語にならないのなら、俊夫のキャラを使って、鴨居(堤真一)と共に楽しいウイスキーづくりの話にして欲しい。もうそう願うしかない。
ウイスキーづくりは、残り3分だけ
突然に時間経過したと思ったら、唐突にスチルポット登場。マッサンが「俺、やったぞ」と言っても、何をやったのか良く解らず。エリーが「マッサン、おめでとう」と言い「エリーのお蔭じゃ」と政春が返すが、ウイスキーづくりに関して、この夫婦がどれほどの努力と貢献をしたのか全く見えない今作。
そりゃ、だいぶ前にスチルポットの発注をしたのと、前回で工場地を山崎にしたことくらいしか描かれていないのだから当然だ。そして、最後の最後に赤ちゃん誕生。そしてあの予億編の大賑わい。このドラマ、本当に何を描きたいのかわからない……
あとがき
予告編を観て、がっかりしました。また、妊娠したエリーを中心にご近所さんとの一騒動と、鴨居の息子登場で、今週に続き主人公・マッサンの影は薄くなり、結局ただの「外国人妻との夫婦の話」か「大阪の人情喜劇」になってしまいそうですね。朝ドラだからそれでも良いんでしょうか。
私としては、スコットランドで愛を育み同じ夢を抱いた国際結婚した夫婦が、妻は日本の文化に触れ日本人になろうと努力しながら、夫の仕事を支え、夫婦で一緒に夢を叶える明るく元気の出る人情喜劇を観たいのです。これって、無理な要求、要望でしょうか。放送前の番宣はこんな感じでしたよね。
――というわけで、『マッサン』を毎朝「なんだかなあ」と思いつつ観ているあなた、いっそ史実をきちんと知ってしまうのもアリです。史実なら、ニッカウヰスキー80周年サイト「竹鶴政孝物語」がお薦め。やはりご本家が一番です。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
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第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
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