Nのために (第8話・12/5) 感想
TBS系『Nのために』(公式)
第8話『エリート夫の嘘と罠…炎に消えた真実』の感想。
なお、原作:湊かなえ『Nのために』は未読。
2014年、高野(三浦友和)は夏恵(原日出子)と島を訪れ、再会した成瀬(窪田正孝)に希美(榮倉奈々)の携帯電話の番号を教える。2004年、希美を訪ねた成瀬に、初対面の西崎(小出恵介)が、レストランの出張サービスを利用して奈央子(小西真奈美)を連れ出したいと協力を求めた。成瀬は断ったものの、クリスマスイブの予約がキャンセルになったことから、協力を思い立つ。希美は野口(徳井義実)に予約が可能だと持ち掛ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「純愛物語」は内容も良いし、俳優陣も良い
確かに、この全体に流れる「純愛物語」はキュンキュンするし、せつないし、面白味があるのは事実。それを演じる俳優さんたちの演技も存在感も、登場人物経たちとピッタリ合っていて、関心すらしてしまう。
「過程・経過」ばかりで「真相」が見えない勿体無さ
しかし、私が観たい、知りたいのは、誰と誰が純愛か?でなく、火災事件の真相であり、殺人事件の真相だ。今回は、殺人事件の「計画段階」は描かれた。しかし、「計画段階」と「事件の真相」は違う。真相とはもっと心の奥にあるものだ。火災事件についても同じこと。
犯行までの経過を描くこととは、どちらかと言えば「事実」であり「真相」とはニュアンスが違う。このまま「過程・経過」だけを描いて「真相」を描かないなんてことはないだろうが、それにしても引っ張り過ぎで間延びしているのが、「純愛物語」の面白さと釣り合わないと思うし、勿体無い……
あとがき
原作未読ですが、小説のような読者に先を先を期待せる手法に似てますね。ページを自由に行ったり来たり出来る小説なら良いですが、次々と強制的に映像を見せられる映像と言うメディアでは、もう少し違った魅せ方をしないと、期待が単なる引き伸ばしに感じてしまうことがしばしば。本作もそんな感じなのが勿体無いです。
今更ですが。もう少し構成を見直してくれたら…と思います。次回に期待します。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
湊かなえ『Nのために』 (双葉文庫)
Nのために オリジナル・サウンドトラック
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/6398/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/410166869.html でも、TB受付けております。 【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
- 関連記事
-
- 黒服物語 (第7話・12/5) 感想 (2014/12/07)
- マッサン (第60回・12/6) 感想 (2014/12/06)
- Nのために (第8話・12/5) 感想 (2014/12/06)
- 新・刑事吉永誠一 (第8話・12/5) 感想 (2014/12/06)
- マッサン (第59回・12/5) 感想 (2014/12/05)