マッサン (第59回・12/5) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第10週『灯台下暗し』【第59回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
山崎の地がウイスキーづくりに適していることを発見したマッサン(玉山鉄二)は、鴨居(堤真一)の選択眼に感服する。しかし、鴨居が山崎を選んだ理由は鉄道が近くを走り宣伝に便利なためであった。将来的に工場見学の実施を考えていた鴨居の着想に驚き、一緒にやっていけるか不安になるマッサンに、エリー(シャーロット)は二人そろえば必ずうまくいくと励ます。さらにエリーは広島の蔵人探しについてあることを思いつく。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今日の冒頭5分間は良かった
今日の冒頭5分間は良かった。鴨居(堤真一)の経営者としての才能と、マッサン(玉山鉄二)のウイスキーをつくる日本一の能力(おっと、ここは脳内補完)を魅せ、これから日本で初めての世界で一番美味しいウイスキーをつくる話になってきそうな期待感を描いたと思う。放送開始後、2か月も経っているが……
改築やったんだ。それも完了しちゃった
いやあ、放送開始後2が月で一番驚いたのが、借家の亀山家の改築工事をやったことと、時間経過で工事を完了させちゃったこと。メインのウイスキーづくりの進みはほんの僅かなのに。
まあ、改築しようがガスやシャンデリアでご近所さんと盛り上がるのも良いが、この夫婦をバラバラに描くと言う手法、このままで良いんだろうか。
夫婦喧嘩って必要だったのか
昨日も書いたように、本作は、エリー(シャーロット)は辛気臭いマッサンを明るく前向きに支える役、外国人妻が日本文化を学びながら夫唱婦随で夫を支えて、2人の夢を叶える話で良いと思う。
その意味で、夫婦喧嘩も夫婦を表現するのに必要アイテムなのは解る。しかし、今日の後半10分を見る限りでは、数回前の夫婦喧嘩も必要あったのかどうか。確かに喧嘩して「赤ちゃん」の話を山崎の山中でしたことで、一応の役目は果たしたと思うが、やはり喧嘩して夫への腹いせみたいに改築するくだりには疑問が残る。
俊夫に大期待!エリーもウイスキー話に加わるべき
広島から俊夫(八嶋智人)がやってきた。俊夫のキャラで番組全体が明るく楽しくなるのと、ウイスキーの話が進むと大きな2つの期待が持てる。また、俊夫とマッサンは関係が深いから、その意味でもマッサンの笑顔が増えるのも期待できる。
こうなると、気になるのがエリーの扱い。今現在もエリーのエピソードは残念ながらマッサンと切り離されて、ご近所さんとの話になっている。言葉ではマッサンを応援しているし、鴨居とも親交があるものの、夫である政春を助けている感じは伝わらない。やはり、エリーもウイスキーの話に混ぜた方が良いと思う。
あとがき
ぼちぼちエリーの日本文化のお勉強のくだりは少な目にして、エリーはマッサンのウイスキーづくりに加わり、夫婦の夢を叶える話に軌道修正した方が良いと思います。と言うか今が最後のチャンスのような……
――というわけで、『マッサン』を毎朝「なんだかなあ」と思いつつ観ているあなた、いっそ史実をきちんと知ってしまうのもアリです。史実なら、ニッカウヰスキー80周年サイト「竹鶴政孝物語」がお薦め。やはりご本家が一番です。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
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第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
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