マッサン (第56回・12/2) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第10週『灯台下暗し』【第56回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
鴨居(堤真一)から北海道ではなく、大阪周辺で最適の工場用地を探せと命じられいらだつマッサン(玉山鉄二)。調査報告の席で再度北海道が最適だと主張するが、鴨居は山崎の地を選択し、さらに社員たちから北海道はリスクが高いと非難されてしまう。一方、エリーは仕事の愚痴ばかりでプレゼントの話を全く聞こうとしないマッサンに激怒。キャサリン(濱田マリ)や大工の信ちゃん(伊藤えん魔)らと勝手に家の改築話を進めていく。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
いつになったら、話の中心がマッサンになるの?
エリー(シャーロット)の改築のくだり、自分の欲しいものを聞こうとしないマッサン(玉山鉄二)への反発と日本の建築文化を知るとか、次々と鴨居(堤真一)からダメ出しされていらだつマッサン(玉山鉄二)をより魅せるために描くのは解らないでもない。
ただ、牧師の妻であるキャサリン(濱田マリ)まで世俗的に悪乗りして、エリーに改築を焚きつけるまで描く必要があるだろうか。確かに、今回の15分間を観る限りは、格段にマッサンの出番は増えているが、話の中心は依然としてエリーの“たわ言”もどき。いつになったら、話の中心がマッサンになるのか?
夫婦の人情喜劇なら、魅力的な夫婦で笑わせて!
マッサンが北海道を強く推すのに、実際に現地に足を運んでいないと言うあたりも、思うようにならないと大声で怒るのも、妻の話をよく聞かないのも、居酒屋で不貞腐れるのも、今回の政春のキャラ設定として統一されてはいる。しかし、このキャラが私にはどうしても馴染めない。応援できない。共感できない。
それに言動の真意がほぼ見えず、何かと言えば鼻歌が飛び出すエリーも馴染めない。前半で欲しい物の話をするのも、改築予想図もベッドルームだから、エリーが政春からプレゼントして欲しいのは“あれ”に違いない。きっとその話を切り出す時に、山崎の地に2人が納得して将来も見えてくるって話だろう。
確かに。今作は夫婦の物語だ。妻を描かない訳にはいかない。ならば、せめてもっとこの夫婦を魅力的に応援できるように描けないものだろうか。「また、エリーか…」と思わせるような構成だけは考え直して欲しい。昨日も書いたように少し出番を削って語りで補完したら、だいぶ良くなると思うが…
あとがき
下世話な話をすれば、家賃を滞納していた分際で借家を改築ってどう言う輩だってことなんですよ。政春も北海道推しの説得力の無さも、夫を応援せず改築話に鼻歌まじりのエリーもなんだかなあって感じです。
今後も、鴨居が冷静な経営判断と抜群の宣伝マンぶりを発揮して、益々主人公乗っ取りしちゃうのではないかと心配な位です。とにかく、政春とエリーを魅力的に描け、それだけです。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
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第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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第10週『灯台下暗し』
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