SAKURA~事件を聞く女~ (第7話・12/1) 感想
TBSテレビ系『SAKURA~事件を聞く女~』(公式)
第7話『ストーカーはなぜ居場所が分かるのか?!』の感想。
桜(仲間由紀恵)はストーカーの被害者・真由(中村映里子)の相談を聞く。元恋人・矢島(窪塚俊介)が怪しいが、真由の引っ越し先を知った方法は分からない。一方、真由のアルバイト先の喫茶店店主・茜(三浦理恵子)はストーカーに妹を殺害されており、警察は頼りにならないと憤慨。ストーカー対策のNPOを運営する景子(中島ひろ子)を真由に紹介し、彼女の家に避難するよう配慮する。だが、景子宅も知られてしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
メインライターの放送回が“らしくない”と言う現実!
今回の脚本は第1,3話担当の松本美弥子氏、演出は第2,3話担当の水村秀雄氏で、このコンビは初。因みに脚本の松本氏は本作のメインライターだが、残念ながらメインライターでなく他の脚本家の放送回の方が、きちんと“本作らしさ”が表現されていると言う何とも矛盾した本作の企画。これこそが本作がイマイチの最大原因だ。
桜に手柄を取らせるために、いろいろやり過ぎる!
今回はまた振出しに戻って、桜(仲間由紀恵)の“聞く力”と“コスプレ潜入捜査”と“決め台詞”をやりたいだけの、かなり強引な物語。
だって、“聞く力”なんて単なる立ち聞きの上にピンときた言葉も如何にもお手柄用。“コスプレ潜入捜査”も裏帳簿を見つけただけで本当に必要だったのは昼休みに外に出て容疑者たちの会話を偶然見聞きするのが目的のようなもの。拉致される場面に偶然居合わせるのも、決め台詞もぜーんぶ違和感だらけ。
どうして、ここまで明らかな矛盾と強引さをもってしてまで、主人公を押し出しお手柄を上げさせたいのか。確かに主人公だから目立って事件を解決するのは悪くないが、刑事である桜が事件そのものをけん引しちゃってるから、他の刑事も犯人たちもそれに準じて動いているようにしか見えない。なんでこうするの?
あとがき
もはや“聞く力”がなんなのかよくわからない話になってますね。“コスプレ潜入捜査”もほぼ必要無し。この時点で女性刑事が単独捜査する普通の刑事ドラマになってますよ。その上、決め台詞が2段階になっていてイマイチ締りが無い。
その決め台詞もおかしなことになっています。「私は聞きました」と言ってしましたが、上で書いたように偶然に見聞きしただけですから「私はこの目で見ました」でしょ?これでは、もう完全に「誠言葉に偽り言葉」も意味不明です。
前回の児玉頼子さんに脚本を書いて貰えば、また本作の面白さを引き出してくれるんじゃないですかね。
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