マッサン (第50回・11/25) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』【第50回】の感想。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
鴨居(堤真一)とは一緒に働かないと意地を張るマッサン(玉山鉄二)に困るエリー(シャーロット)は鴨居商店に呼ばれ、スコットランドの貿易商と鴨居との会談の通訳をすることに。文化レベルが遅れた日本ではウイスキーをつくることなど無理だと主張する貿易商に対して、エリーは思わず通訳を忘れ反論し、鴨居もエリーに同調し追い返してしまう。そこでエリーは、もう一度マッサンにチャンスが欲しいと鴨居に懇願するのだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
なぜ字幕の後に片言のエリーの通訳を聞かせるの?
通訳の最後でエリー(シャーロット)が憤慨するカットを入れたいがために、複雑な気持ちで通訳をしているのを表現したくて、字幕の後に片言のエリーの通訳で繰り返すと言う描写になったのは理解する。しかし、朝から観るのが面倒だし、くど過ぎる。もうそれに尽きる。
エリーが積極的に日本文化を受容する描写が無いから…
スコットランド人のエリーが日本を、日本人を庇ってくれるのは嬉しいが、このエリーと言う外国人、これまでどれ程日本を、日本人を学び受け容れようとしただろうか。日本料理を数回教わったくらいしか記憶にない。
もちろんご近所さんと関わろうと言うのは描かれているが、それとは別の話。亡き父親が医者だったとか、スコットランド料理でもてなしたのも、あくまで日本人と関わるための行動であって、日本文化の受容とは真逆の表現。
そんなことを繰り返してきただけだから、今日のエリーの貿易商への怒りも、鴨居(堤真一)への願い出も心に響かない。その上、肝心のマッサン(玉山鉄二)も自ら何もしていないから、ただの逆ギレにしか見えない。そしてあの程度のことで奮起するような男で無いのは承知の通り。結局、週末まで土下座は無さそうだ。
あとがき
今日が50回ですから全体の約1/3が終わったことになります。ここまで政春を、ウイスキーづくりを描かないのであれば、もっとエリーを描いても良かったと思います。
その中でしっかりエリーが日本文化に親しみ受け容れる姿を描けば、その後に描かれるであろう夫婦の協同の事業にも深みが増すと思うのですが、もちろん時既に遅しかなあ。ふーっ。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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第6週『情けは人のためならず』
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第7週『触らぬ神に祟りなし』
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第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
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