ドクターX ~外科医・大門未知子~[3] (第7話・11/20) 感想
テレ朝系『ドクターX ~外科医・大門未知子~(第3シリーズ)』(公式)
第7話『私、勝負してないので』ラテ欄『西の刺客オペのタイムレース』の感想。
未知子(米倉涼子)は、同じ症状の2人のがん患者の執刀医に名乗りを上げるが、天堂(北大路欣也)に却下されてしまう。執刀医に指名されたのは、天堂が西京大学病院から招いた富士川(古田新太)だった。寝耳に水の海老名(遠藤憲一)らは、富士川の着任に動揺する。富士川の指名で、未知子が患者の1人を執刀することになった。未知子に敵意を燃やす富士川は、どちらが早く手術を終わらせられるかタイムレースを挑んでくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
富士川は面白い。でも物語は前進していないような…
談合坂(伊武雅刀)に代わって“西のボス”として富士川(古田新太)が新たに登場すると言うアイデアは、物語の中の「病身内の東と西の抗争劇」の継続と言う面では再構成される訳だから、悪いとは思わないし、富士川のキャラクターも配役も楽しさも、さすが人気番組は違うなと思わせてくれた。
ただ、実のところは、談合坂と富士川のキャラ(性格や人格、医療に対する考え方など)が違うだけで、「抗争劇」の面白さは元に戻っただけとも言える。この点については少子抜け感が否めなかった。やはり、本作には物語そのものがどんどん前進して欲しいと思うのだ。せっかく『第3シリーズ』まで創っているのだから…
結局、いつもの未知子が勝利しただけ?
今回の話は全体的に少々物語全体をステレオタイプに描き過ぎのと、富士川の人物紹介に尺を割き過ぎた感じがする。医術の質をオペの時間の速さで競いつつ、それを患者のQOL(生活の質)の向上だと言う富士川の人物設定がそもそも薄っぺらなのに、結果的に(予想通りに)富士川の手抜きによって、常に確実で堅実な正確な未知子(米倉涼子)が料理しただけの話。
本作に私が見い出したいのは、フリーランスと蔑まれても自分の医療を貫く芯の通ったカッコいい未知子だ。患者の診たてが抜群だとか、手技が速いとかそう言う類の敏腕さは、カッコよさが描かれてこそ引き立つ部分。結果的に自爆するような相手に勝ってもカッコよくもないし、面白さも半減してしまうのだが…
あとがき
古田新太さん演じる“富士川清志郎”は、ドラマの味付け色付け役としては、抜群の存在感と楽しさがあったのは事実です。古田さん以外の配役は考えられない程に。でも、今回の登場に限って言えば、簡単にオペ中にお立ち台(執刀医が立つ場所)を譲ってしまうようでは、所詮は未知子の相手で無かったと言う感じ。
やはり、もっと素直に一匹狼の外科医・未知子の活躍を描いて欲しいです。プライベートの部分の描写も楽しいですが、今回はその部分に頼り過ぎたかも。今回は本作の大ファンの私だからこそ感想が少々辛口になってしまいました。もちろん次回に期待します。
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