健さん節、逝く。高倉健さん死去
高倉健さん死去 83歳、11月10日に悪性リンパ腫で
俳優・高倉健さんが10日午前3時49分、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で死去(享年83歳)されました。私は、昼の情報番組の速報で知りましたが、もう心の奥のほうがざわざわして、何も手につかない状況でした。そして、テレビ各局の報道番組での訃報を観て、やっと落ち着きを取り戻したので、こうして記事を書いています。
寡黙で真摯な存在感を放つ昭和の大スター!
高倉健さんと言えば数々の任侠映画で大人気を博し、昭和を代表する俳優の中でも、三船敏郎さんのような豪快な迫力、石原裕次郎さんのような心身共に頑強なタフガイさ、渥美清さんのような快活な陽気さとは一味も二味も違う、寡黙で真摯な存在感のある俳優として私の心にずっと居続ける偉大な存在。そんな健さんが亡くなってしまいました…
往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし
健さんの訃報を伝えた高倉プロモーションからのFAXが紹介されていましたが、スタッフの皆さんの健さんへの愛情が、行間に滲み出た素晴らしい文章でした。
病名 悪性リンパ腫「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」83歳の命を全う致しました。「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」と言うのが、最期まで“俳優・高倉健”として静かにも力強く生き抜いた健さんの人生を物語っていると思います。
治療に携わって下さいました病院スタッフの皆様から温かい涙とともにお見送りを戴き、故人の遺志に従い、すでに近親者にて密葬を執り行いました。
今は、お一人おひとりの心の中に宿る故人の笑顔に、静かに祈りを捧げて戴けますことを願っております。(全文より一部抜粋)
あとがき
遺作となった『あなたへ』も劇場鑑賞しましたが、健さんの映画は基本的に記事は書いていません。その理由は、高倉健さん主演映画は、健さんが演じる役や物語を楽しむと同時に、ただ大きなスクリーンの中で生き生きと存在感を魅せる健さんを観ているだけで大満足だからです。
健さんの命日が奇しくも、96歳で死去した俳優の森繁久彌さん(2009)、92歳で死去した女優の森光子さん(2012)と同じだそう。今年の11月10日も昭和が終わる日となりました。高倉健さんと昭和、本当にいい時代でした。記事の最後に、私が大好きな健さんの昭和の名作をご紹介します。合掌…
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