女はそれを許さない (第4話・11/11) 感想
TBS系『女はそれを許さない』(公式)
第4話『離婚裁判…別れたい妻vsしがみつく夫!』の感想。
麗(深田恭子)は出所したかつての依頼人・健吾(鈴木勝大)に会いに行き、拒絶される。一方、紗英(酒井若菜)が、夫の茂(山中崇)が離婚に応じてくれないと相談に訪れた。茂は司法試験を10年受け続け、紗英は生活費と学費を稼ぐ生活に疲れ果てたという。茂を訪ねて追い返された麗は、凛香(寺島しのぶ)と再び茂の元へ。すると、離婚を拒否する茂が、自分を自分で弁護する‘本人訴訟’を起こし、法廷で白黒つけると言い出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
基本的に、麗のトラウマを描くのは悪くないが…
本作のこれまでの流れをまとめると以下のようになる。結局、第3話まで初期設定説明と若干の主人公の成長していない本作。
第1話:主人公・麗(深田恭子)の先輩・凛香(寺島しのぶ)の説明。
第2話:凛香の影響を受けて、麗が一気に成長。
第3話:複数案件の同時進行で物語が散漫に。再びおどおど態度の麗登場。
そんな状況で迎えた第4話。今回は新たに、麗にトラウマにスポットライトを浴びせた物語を作ってきた。確かに、麗が法廷に立てない理由を描くのは、主人公の成長と物語の前進のために重要なこと。それ自体を描くのは正しい。しかし、なぜ今回も前回で私が提唱した“シンプル・イズ・ベスト”を目指さなかったのか!?
前半が散らかり過ぎて、面白いものもつまらなくなった!
結局、今回も大きく2つ(本当は3つだが)の案件を同時進行。両方の案件をそれなりに関連性を持たせて描きたいのも解る。しかし、離婚訴訟が始まる27分頃まで(と言えば、もう実質的に半分以上だが)物語が散らかり過ぎで、調停のシーンが唐突に始まった印象しかなかった。
ここまで、麗のトラウマのエピソードと離婚訴訟の導入部を、細かく交互に描く必要がどこにあるのか?あるとすれば、いろんな状況下での鈍感でおどおどしてる麗を見せたいだけとしか考えられない。そのために、わざわざ物語をつまらない構成にする必要が何処まであるのかと思うが…
後半、いやオチと後味が良いことしか見所が無い!?
後半は、何とか本作らしさが表現されたと思う。しかし、結局、上で書いたような“おどおどしてる麗を見せたいだけ”の本作だから、裁判を進めるためには凛香が前に出張るしかないのは当然。
私としては、主役埋没と判断したいところだが、まあギリギリ凛香が麗をフォローしたってことにしておこう。何せ、今回も終盤の裁判長の言葉を遮って麗から夫婦へ伝えたオチは悪くない。麗の成長も魅せた。それだけに、やはり“シンプル・イズ・ベスト”にすべき。
あとがき
深田さんのおどおど演技にはとっくに飽きているので、本作を見続ける理由は、最後のオチと後味の良さだけ。そこを活かすためにも、そろそろ麗のトラウマを描くのも、複数案件の同時進行も程々にした方が良いと思います。
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