SAKURA~事件を聞く女~ (第4話・11/10) 感想
TBSテレビ系『SAKURA~事件を聞く女~』(公式)
第4話『温泉旅館に潜入!22年前の非情な夫婦殺人』の感想。
岩手から上京していた元刑事・金森(大河内浩)の他殺体が見つかる。金森は22年前、正人(佐藤隆太)の両親が殺された事件を担当し、正人が刑事を志すきっかけを与えた人物。怒りに震える正人たちは、金森が殺される直前に会いに行ったという元強盗犯・橋口(青柳尊哉)の行方を捜す。一方、旅館に潜入した桜(仲間由紀恵)の捜査で、金森が宿泊中、正人の両親を殺害した男の母・芳江(左時枝)と再会していたことが判明する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
折角、前回少しだけマシになったのに…
折角、前回少しだけマシになったのに、残念なことに再度第1話の脚本・松本美弥子氏と演出・鈴木浩介氏に戻ってしまった。お蔭で、全体の印象は、中盤までダラダラと説明ばかりでつないで、DJも潜入捜査も必然性無し。その上、決め台詞も空振りで終了。結局、仲間さんの刑事ドラマってだけに逆戻りしただけ。何なの?
なぜ“潜入捜査”と“聞く力”を魅せないのか!?
本作で不思議に思うのが、主人公・桜(仲間由紀恵)の、そして本作らしさである“潜入捜査”と“聞く力”をなぜここまで必然性の無い物語を創り出すのかと言うこと。
今回の“潜入捜査”も冒頭のDJのシーンから強引にくっつけただけで、旅館の仲居さんから聞いた情報は、普通に捜査すれば十分に解るレベル。“聞く力”の超能力的な要素も無くただの“立ち聞き”のレベル。更に桜には敢えて「声を聞いた」と言わせているが、流れから言っても普通の情報レベル。
こんな流れで、予想通りの犯人に対して、仲間さんが『ごくせん』風に斜に構えて決め台詞を言ったところで白けるだけなのが、脚本家も演出家も解らないのだろうか。
わざわざ主人公不要な物語を作る必要ってあるのか!?
“潜入捜査”をして“聞く力”で得た声から、桜が捜査を進めて事件解決しないと、全く意味が無い。こう言う時こそ、桜が単独行動して、他の刑事たちと対峙しながら一人勝ちしても良いのに。
まあ、今回は正人(佐藤隆太)の事件だから、正人が手柄を持って行くのはしょうがないにしても、こう言う物語を作ること自体、桜不在、桜不要の状態を際立たせるだけだと思うのだが。
あとがき
毎度笑えない桜と正人のやり取りが少なかったのが唯一の良かったことですね。それにしても、第3話まで、同じTBSで『ごめんね青春!』より視聴率が高いんです。どちらも10%に足りないですが。やはり、内容云々より仲間さんの演技がどうこうとか役に合ってるとかよりも、仲間由紀恵が持ってる数字の魔力なんでしょうね。次回も期待せず観ます。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
TBS系 月曜ミステリーシアター SAKURA~事件を聞く女~ オリジナル・サウンドトラック
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/6285/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/408705651.html でも、TB受付けております。 【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話
- 関連記事
-
- マッサン (第38回・11/11) 感想 (2014/11/11)
- 信長協奏曲 (第5話・11/10) 感想 (2014/11/11)
- SAKURA~事件を聞く女~ (第4話・11/10) 感想 (2014/11/11)
- マッサン (第37回・11/10) 感想 (2014/11/10)
- ごめんね青春! (第5話・11/9) 感想 (2014/11/10)