映画「美女と野獣(2014)」 感想と採点 ※ネタバレなし

映画「美女と野獣(2014)」
映画 『美女と野獣(2014)』 公式)を本日、劇場鑑賞。採点は ★★★ ☆☆ (5点満点で3点)。100点満点なら60点にします。


ざっくりストーリー

若く美しく純粋な娘ベル(レア・セドゥ)は、バラを盗んだ代償に命を差し出せと言われた父の身代わりに、野獣の城に囚われてしまう。死をも覚悟したベルだったが、野獣(ヴァンサン・カッセル)は毎晩同じ時間に自分と夕食を共にする以外は何も要求しなかった。

自由に城内を移動する彼女は、野獣の恐ろしい姿の下にある、もう一つの姿に気付き始める。野獣の意外な過去とは?野獣が犯した罪とは?次第に野獣の優しさに惹かれて行く彼女が野獣の隠された秘密を解き明かしていく…

撮影も美術も新たなファンタジー空間を創り出した!

とにかく映像が美しい。ち密なカット割りと編集で映像にメリハリもあり、現実からファンタジーの世界への橋渡しを見事に魅せている。また、舞台全体もハリウッド映画とは差別化し、過剰なまでロココ調をあしらいフランス文化を意識した映像は、これまでの『美女と野獣』と違った新たなファンタジー空間を創出した。

野獣の過去を描く点が新しい!

年齢を問わず愛され続けるフランスのこのおとぎ話も、世界中で映画化、アニメ化、舞台化され、最も有名なのがディズニーアニメだろう。あちらは美女が野獣に惹かれて行く過程を丁寧に描いたラヴストーリーだったが、本作は野獣の過去を描く点が新しい。

幾つもの物語が絡みあるのも悪くない!

また、我がままだらけのベルの家族の転落の物語に始まり、死をも覚悟した囚われの身のベルの物語、欲深い人間たちの物語、そして野獣にとって辛い過去の恋愛物語が絡み合いのも、ただのラブロマンスとは違った雰囲気で悪くない。

美女と野獣の関係にちっとも踏み込んでいない!

もちろん星★3つには訳がある。まず、美女と野獣の関係にちっとも踏み込んでいないこと。ベルが野獣に惹かれる理由も、惹かれて行く過程も殆ど描かれない。まるでおとぎ話を何章か抜いて読んでいるかのような空疎なストーリーなのだ。

そこがしっかり描かれてこそ、野獣と言うビジュアルの必然性が生まれる訳で、美女と野獣の男女の関係が描かれないのは残念以上になぜこうなった?と言わざるを得ない。

登場人物たちがやりたいことをやってるだけ!

もう1つの減点理由は、登場人物たちに葛藤が足りないことだ。本作の登場人物たちはみんな自由だ。野獣が自由なのは良しとして、まず食う着る盗むは自由。移動も殺すも生死も特に制約なし。犬のクリ―チャーも好き勝手。殆どのキャラクターたちがやりたいことをやっているだけのような物語。これでは深い感動を得られるのは難しいと思う。

あとがき

個人的には撮影や編集が私好みだったので、何とか最後まで観られたかなと言った印象です。ロココ趣味満載なので、その辺の美術や衣装に興味がある方はビジュアルで楽しめると思います。

ただ、ラブストーリーとして物語が貧弱過ぎます。男女の恋物語に過大な期待せず、フランス映画らしいロココ調ファンタジーとして観たら楽しめると思います。

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