素敵な選TAXI (第4話・11/4) 感想
フジテレビ系『素敵な選TAXI』(公式)
第4話『拾った宝くじが1億円!?金と欲の選択肢』の感想。
働いていた町工場をクビにされた朝倉(勝地涼)は、帰り道に乗ったバスの車内で宝くじを拾う。調べると、1億円の当たりくじだった。銀行に行って確かめようと枝分(竹野内豊)の運転する選TAXIに乗った朝倉だが、渋滞で到着前に銀行が閉まってしまう。確認すると、宝くじの支払い期限は今日までだった。枝分に勧められ過去に戻ることにした朝倉は、宝くじは過去に持って行けないと聞き、バスに乗る前に戻る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
序章、本章、終章の3部構成と脚本家の連携が秀逸!
本作は1時間の構成が上手いと思う。今回も序章での裁判劇風のコントで、枝分(竹野内豊)のパーソナルな部分、今回は私服の趣味をチラリと見せて、終章の取材番組の放映のコントでオチをつくる。本編は序章と終章にほぼ影響を受けない物語として存在すると言うこの構成だ。
序章と終章で脚本担当のバカリズム氏らしさを前面に押し出し、本章では、3人の脚本協力者が更に腕を振るう。放送作家のオークラ氏、演劇演出家の奥山雄太氏、『ちびまる子ちゃん』の脚本担当の高橋幹子氏で、因みに第4話は高橋幹子氏。これがオムニバス形式の本作を、毎回違った楽しさで面白くしていると思う。
見事に「悪銭身に付かず」を映像化!
ある日突然に宝くじの高額当選者になり、その後の人生が大きく変わったと言う話は良く聞くが、今回の主人公・朝倉(勝地涼)は、当選金1億円を受け取りに行く途中で数々の不幸に見舞われ、最後に事故で死んでしまう…
なのに、散々やり直した分岐点での選択を活かして、最後は宝くじを拾わない選択肢を選び、すべてゼロからのやり直し。腹を抱えて笑う程でなくて、ニヤッとしてしまう面白さ、死人も悪人も登場しない後味の良さ、「自分ならどれを選ぶ?」と言う共感性、それらが上手く調和した第4話だったと思う。
あとがき
今回のタイムスリップは、僅か50分と言う短時間。それも登場人物たちも解っていて、枝分が高速道路のトンネルを走ってタイムスリップ感を味わわせると言うのが、枝分さんの何とも言えぬ可愛らしさ。
本作では座ったままの演技が多い竹野内さんですが、それでもいい味出してます。流石です。次回にも期待します。
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