SAKURA~事件を聞く女~ (第3話・11/3) 感想
TBSテレビ系『SAKURA~事件を聞く女~』(公式)
第3話『再就職でパワハラ殺人?熟年夫婦に迫る罠』の感想。
相談窓口にやって来た文代(かとうかず子)は、夫・松永(水森コウ太)が仕事からけがをして帰ってきたが、理由を話さないと心配していた。桜(仲間由紀恵)は松永の勤める飲食店に行き、彼が店舗マネジャー・吉岡(大谷亮介)からきつく当たられるのを目撃。翌日、松永の遺体が見つかる。現場の状況から自殺と思われたが、不審に思う桜は潜入捜査を開始。かつて同じ工場で働いていた吉岡を、松永がリストラしたことを知る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
第3話にして、やっと“月並みな刑事ドラマ”に!
ほぼ期待感ゼロで観始めた今回も、冒頭の“DJこころ”のシーンに始まり、何となく自発的に潜入捜査を申請し、それもあっさり許可が下りて長期休暇届もいつもの通り。“誠言葉”と“偽り言葉”のやり取りを経由して、いつもの2段階のキメ台詞で、最後は同僚の正人(佐藤隆太)が桜(仲間由紀恵)が“DJこころ”であること知らないって流れ…
骨格は前回までと全く同じ。第1話は仲間さんがコスプレして潜入捜査しただけ。第2話は、潜入捜査でなく得られた情報で事件が解決し、“聞く力”も意味不明なまま終了。そして今回はと言うと、良くも悪くも“月並みな刑事ドラマ”になった。
3話で3人目の脚本家の投入で良くなったこと!
良くも悪くもと書いたが、そこの触れる前に書いておくことがある。それは、この第3話の変化は、脚本家が第1話から松本美弥子氏、山岡潤平氏、猪原健太氏と毎回違うことが原因に違いない。
第3話は猪原氏が前2話に影響を受けず、コンセプトを忠実に脚本化したのが功を奏したと思う。これまでで最も桜を仲間さんが演じる意味があったようなキャラの立ち方や、意味不明の“聞く力”もきちんと見せ場を挿入し、も、過去2話より数段マシなレベルへ昇格したと思う。
脚本家が変わっても、作品の訴求力は変わらぬまま…
ただ、良くも悪くもの悪い部分としては、桜と正人のやり取りが恐ろしくつまらないこと。桜のキャラは立ったものの、他の登場人物たちから浮いてること、そして何より全体に「これはどうだ!」ってあざとさが散りばめられていること。そのために、今回のようなどうしても短絡的な犯行動機の物語では、「ありえない!」の連続に感じてしまうのだ。
あとがき
折角、刑事ドラマとしては普通な感じになりました。でも、“聞く力”と“潜入捜査”に物語に拘束され過ぎて、事件も解決過程も無理があり過ぎます。せめて、刑事ドラマと関係ない部分、笑える要素だけはしっかり笑えるように作り込むなどの工夫は必要だと思います。
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第1話 第2話
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