Nのために (第3話・10/31) 感想
TBS系『Nのために』(公式)
第3話『反撃開始舞台は東京へ!運命の出会い』の感想。
なお、原作:湊かなえ『Nのために』は未読。
「野口夫妻殺害事件」の真相を追う高野(三浦友和)は、希美(榮倉奈々)が勤務先を最近、理由も言わずに辞めたと知る。そして、成瀬(窪田正孝)の実家の放火事件は、時効まで1年を切っていた。さかのぼること14年前、高野は放火事件直後の成瀬と希美の様子から、2人が何か隠しているとにらむ。そんな中、成瀬が希美が申し込むはずだった奨学金の審査に受かる。一方、希美は父・晋(光石研)に、進学費用の借金を頼み込む。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
31分間、しっかり魅せた「15年前」が良かった!
毎回、「15年前」の青春ドラマのような雰囲気が心地良い。どこの田舎にもあるようなドラマっぽい青春物語をベタで漂わせながら、希美(榮倉奈々)と成瀬(窪田正孝)の個々と関係性の微妙な変化や、希美の母・早苗(山本未來)の狂気的な言動で、これが大事件のきっかけであると、視聴者に何気に思い出させる仕掛けも上手いと思う。
全体の時間軸が前後せず、更に観易くなった!
「現在」を中盤に少し挟んだだけで、物語が自然に2001年に進んだのは好感が持てる。特に、事件関係者たちが徐々に集まってくるくだりが、敢えて滑らかに穏やかに描かれたのも、いつ何が起こるのかと言う静かな怖さを秘めた感じも、上手く表現されている。なかなか見応えのある1時間だった。
あとがき
じっくり時間が進んでいく過程が丁寧に描かれていますし、キャストの演技も年齢の違和感を感じさせなくて素晴らしいです。謎の焦らし方もイラッとすることなく、引き伸ばしにも感じない。終盤の「N作戦」の台詞から「現在」を経て予告編直前までのエピローグの流れは、上質なサスペンスの雰囲気さえあったかも。次回に期待します。
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