マッサン (第29回・10/31) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第5週『内助の功』【第29回】の感想。
大成功に終わった株主会議であったが、ウイスキー事業は否決されてしまう。事業に夢を感じた長五郎(中村嘉葎雄)だったが、藤岡(国広富之)が経営再建が先だと賛成派の株主を説得したのだった。さらに、ウイスキー事業を続けるなら優子(相武紗季)の縁談は白紙にすると告げられる。会社と優子のために夢を諦めてほしいと懇願する長五郎。それはできないと拒否するマッサン(玉山鉄二)は、住吉酒造を辞めるよう宣告される。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
2日ずつの2セットで“内助の功”を描けるか!?
水曜日と木曜日で、マッサン(玉山鉄二)のウイスキーづくりの夢を助けることが、妻・エリー(シャーロット)の仕事であることが描かれ、本作始まって1か月以上経ったが、やっと夫婦の絆が描かれ始め、それなりにドラマらしくなった。
そして、今日は土曜日とセットで、夫婦2人でこの葛藤を乗り越えるために、エリーが内助の功を発揮し、更に夫婦の絆を深めていく様を描くのだと思う。まあ、物語としては正常に進行中と言える。
だから、細かい部分にはツッコミ所が山盛りだが、あくまでフィクションだし朝ドラだしと言うことで今回も重隅突きはスルーしておく。しかし、言いたいこともある…
エリーの描写が淡々と且つマンネリ化してる!?
それが、少しはドラマらしくなったものの、一向にエリーの描き方が淡々とし過ぎて、且つマンネリ化していることからくるイライラ感が積もってきた。
エリーのお人形さんのような表情を相変わらず中途半端なバストショット(胸から上)の連続の撮影(第22回の回想を参照)編集したり、また何かと歌を歌う脚本、妻としての愛情が母親のそれのように見える演技指導。だから、涙をこぼしてもグイッと伝わるものが無い。
政春は喜怒哀楽を見せるだけで、内面が見えてこない!
マッサンについても同様だ。主人公なのに、喜怒哀楽の4種類しか無いような表情や性格で、未だにどうしてウイスキーづくりが夢なのかがぼんやり状態。自分から何かをしているようだが、実は殆どが他人の意見で動き出すだけ。
楽天的なのは良いとしても、“怒り悲しみ悩む”のと“苦悩する”のは違う。そこが演じ、描き分けられていないから、また誰かに助けられて終わりだろと思えてしまうのだ。
もっとメリハリとケジメをつけてドラマチックに!
そこで提案。折角少しドラマらしくなってきたのだから、もっとドラマチックな見せ場や盛り上がりを解り易く作ったらどうか?と思う。折角白人女性をメインキャストにしたのだから、もっとアップ(肩や首から上)を使って朝ドラに新鮮味を吹き込むのも良いだろうし、衣装も似たり寄ったりにせずとか…
結局、「日本初の国産ウイスキーづくりの話」と「当時は珍しかった国際結婚した夫婦の物語」と言う2大看板におんぶに抱っこし過ぎて、残念ながら1か月以上も、淡々とエピソードを並べて前進させているだけって感じ。
フィクションとは言え、史実はとても魅力ある出来事だから、もっと15分内も一週間んもメリハリをつけ、ケジメもつけ、盛り上がりを作れば、もっと面白くなると思うのだが、どうして情熱の物語が熱くないのか!と思う…
あとがき
物語の大きな流れとしては悪くないと思うんです。でも、あまりに毎日が淡々と進むだけで、面白味に欠けます。だから、重箱の隅を突く視聴者も多いのだと思います。
でも、私が気になるのはもっと大きな部分。ダイナミックな物語の魅力や、演者たちの演技やそれの演技指導や撮影や編集などが、まだまだ上手く噛み合っていません幸い、まだ時間はあるので、何とか修正修復して欲しいと思います。
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