マッサン (第26回・10/28) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第5週『内助の功』【第26回】の感想。
大作(西川きよし)のじか談判に心打たれた鴨居(堤真一)は、これまで通り太陽ワインの生産を住吉酒造に任せることを決める。活気が戻る住吉酒造であったが、専務の矢口(白井晃)だけはより反発を強めていく。マッサン(玉山鉄二)と大作は、株主や銀行にウイスキー事業を承認してもらうため奔走。しかし、誰もが大株主の長五郎(中村嘉葎雄)次第だと取り合わず、努力しても理解されないとマッサンはいらだつ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
エリーが見えてこない!
あんなに泥酔しているのに、エリー(シャーロット)の叱咤激励でマッサン(玉山鉄二)はある決意とした訳だが、あの状況であの程度の叱咤激励なら、大作(西川きよし)でも優子(相武紗季)でも、いやキャサリン(濱田マリ)の方が効き目があったかもしれない?
なぜ、こんなことを書くかと言うと、物語の中にエリーの存在意義が無いからだ。いつも機嫌が悪くて、ふらふらと会社に現れたり、夕飯の支度して政春の帰りを待ってるだけ。口先では「夢」を語るが、正直いなくても今の所は話は進んでしまう状況は頂けない。
基礎設定を知らされていない登場人物がブレてる現状…
今更だが、本作のスタート地点に戻って考えてみたい。本作は政春とエリーの留学以前の設定を描かずに、国際結婚して帰国した地点から始まった。それは今も変わらない。だから、視聴者は政春とエリーがどう言う人間なのか、どんな絆や思いで繋がっているのか、勝手に脳内補完する以外に妄想するしかない。
そんな基礎設定が提示されていない政春とエリーだけでなく、笹塚(岡本信人)や鴨居(堤真一)のキャラクターも最近はキャラクターが定まらず、どうも主要キャラに一貫性、統一性が乏しい。これではいくら「ウイスキーを作りたい」と願っても、「なぜ?」「どうして?」の部分が解らないから、共感も応援もしようがない。
劇中に「生きた人間」が描かれていないせつなさ…
昨日の感想で、山あり谷ありの物語に登場人物が動かされているだけにしか見えないと書いた。これを言い換えれば、本作はドラマの中に“生きた人間”が描かれていないと言うこと。生い立ちも育ちも知らない表面だけの登場人物2人が夢を追いかける、内助の功で夫を支えると言われても、刹那的だし虚しすぎる…
とは言え、政春については何となくウイスキーがつくりたいと言う情熱は本物らしいと言うのは今日で解った、と言うかそう言うことにしようと思う。でも、エリーについては全く見えてこない。とにかく、早急にエリーが政春の妻であることを視聴者に強くすり込むべき。でないと、内助の功どころか、いつまで経っても夫婦の物語は始まらないと思う…
あとがき
いっそのこと、ポンと山崎工場竣工まで中抜きしても良いかもしれません。ウイスキーづくりが始まれば、政春の情熱も描けるでしょうし、夫を支えるエリーも描き易くなるでしょうから。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
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第5週『内助の功』
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