[読書]パンダ銭湯 (tupera tupera/著・絵本館) 感想

あらすじからして、シュールの極み!
本書は大人も楽しめる絵本だ。内容は、動物園で暮らすパンダの3人親子が、パンダ棟から飛び出して、パンダ以外は入店お断りの銭湯に行って、全身きれいになって仲良く動物園に帰って行く話。と、自分で書いていても、おかしな物語の絵本だ。
次々明かされるパンダの極秘情報が楽しい!
上記の設定もさることながら、本書の本当の楽しさは、ページをめくる度に次々と明らかにされる“パンダのトップシークレット”の数々だ。僅か32ページの中に「えーっ!?」「そうだったの!?」が詰まってる。それらすべてが、愛らしくて斬新で笑える“秘密”ばかり。もちろん、ここで明かすことはできない…
「パンダ銭湯」のディティールも見逃せない!
どうやら「パンダ銭湯」は限りなく「人間以外入店お断りの銭湯」に近い設定。だから冷えた飲み物も、カレンダーの中の水着のアイドルも、シャンプーもリンスも全部パンダ仕様だけど、日本語表示ってのが何ともほのぼのする。やはり銭湯は、日本人と日本に住んでるパンダの文化なのだ。
あとがき
絵本好きの小児科の看護師に勧められた一冊です。誰も知らないパンダの極秘情報を、ページをめくりながら覗き見するって感覚が、銭湯と言う設定とピッタリ合っているんですね(お風呂の覗きは犯罪です)。
でも、そのいけないことしていると言う罪悪感と、目の前で繰り広げられるシュールな光景のバランスが最高に良いのです。だから、何も考えずに楽しめます。「パンダの秘密を教えてあげようか?」って子供に言って読み聞かせたら喜ぶでしょうね。もちろん、大人にも効果絶大だと思います。家族みんなが楽しい気分になれます。
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さるのせんせいとへびのかんごふさん
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