マッサン (第23回・10/24) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第4週『破れ鍋に綴じ蓋』【第23回】の感想。
鴨居(堤真一)が太陽ワインの危機脱出のため、新たに打ち出したのは、女性ヌードをモチーフにした広告であった。自由で新しい意見を取り入れる鴨居に対し、マッサン(玉山鉄二)はこれまでの誤解をわびる。そこで突然鴨居は、一緒にウイスキーをつくろうと言い出し、驚くマッサン。一方、会社のために結婚を決めた優子(相武紗季)の姿にエリー(シャーロット)は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
やっぱり、大作社長もそう思っていたか!?
今朝は本編放送直後の『あさイチ』の冒頭、マッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)の振りで登場したのが大作社長(西川きよし)。今朝のトークゲストだ。そのきよし師匠が奇しくも言っておられた、「エリーさん、マッサンを助けてやってや」はとても意味深な言葉だと思ったのは私だけだろうか。
夫婦の絆が描かれていないから…
その理由は、ここ最近、肝心の夫婦の絆の部分が殆ど描かれていないからだ。だから、きよし師匠も今日の15分を観てテレビの中からテレビの中へ、つい本音が出てしまったのではないかと思うのだ。本作は国産初のウイスキーづくりの物語であると同時に、国際結婚した夫婦の情熱の物語でもあるのに…だ。
今日も、エリーのアップ(肩や首から上)がおかしい!
今のエリーの物語が全面的に悪いとは思わない。会社のために結婚を決めた優子(相武紗季)を見て、当時の日本人の女性の生き方を学んだと言う意味では、むしろ必要なこと。ただ、昨日の記事で書いたように、エリーのアップ(肩や首から上)を効果的使えと言う意味で、今回も明らかに間違った使い方カットがあった。
それが、出来上がった赤飯を涙ながらにエリーが口にするシーンで、エリーが「美味しい」と言うアップだ。これによって、エリーが優子の気持ちを理解したのはよく表現されたと思うが、このアップが本日最大の寄りのアップだったのだ頂けない。
本来なら、その後のマッサンとの会話の中での、エリーの「何が大丈夫?」の台詞こそ、本日最大のアップで魅せるべきだったのだ。それが無いから、冒頭で書いたように、「エリーさん、マッサンを助けてやってや」と思えてしまうのだ。演出家のカット割り、もう少し考えて欲しい。
あのポスターのモデル・松島栄美子さんのこと…
それとお酒好きの私としては、今日の広告写真の撮影シーンは良かった。最近の朝ドラはあそこまでやるんだって感じで。皆さんも一度くらいはどこかで見たことがあると思う、あの妖艶な女性の赤玉ポートワインのポスターを。
あのモデルさんは松島栄美子さんと言う方で、松島さんはこの撮影がもとで親から勘当され、1983年に90歳でお亡くなりになっています。当時のポスターや松島さんの撮影秘話などが書かれた、松島さんのご親族のブログがあります。このポスター一枚にも、1人の女性の人生の物語があるんです。『マッサン』のもう一つの物語を読んでみてはいかがですか。
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リメイク版 (2007.3.5) 赤玉ポートワイン 松島栄美子のポスター : My favorite 私のお気に入り♪
http://yuki0923y.exblog.jp/19332549
あとがき
個人的には、政春のウイスキーづくりの話だけで良いんですけどね。でも、史実を知っていると、やはりエリーさんのくだりは欲しい。だから、もっときちんと面白く描いて欲しいです。完全にスタッフの政春パートとエリーパートへの力の入れようが違い過ぎますよ。
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