ドクターX ~外科医・大門未知子~[3] (第3話・10/23) 感想
テレ朝系『ドクターX ~外科医・大門未知子~(第3シリーズ)』(公式)
第3話『命を前に根回しもへったくれもない』ラテ欄『女の戦い大奥vsハケンの女』の感想。
看護師をこき使う未知子(米倉涼子)は、看護師長の淳子(高畑淳子)から目の敵にされる。そんな中、日本看護師連合会会長の孫・奈々子がセンターに入院してきた。進行した子宮頸(けい)がんの奈々子のデータを見た未知子は、がんを完全に取り除くために、骨盤内の臓器を全て摘出する「骨盤内臓全摘」を主張。しかし、患者も家族も全摘は望んでおらず、執刀医に指名されたのは他臓器温存を提案した足柄(高橋和也)だった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
展開はバレバレでも面白いものは面白い!
「日本看護師連合会」の会長、ナース業界のドン・三原雅恵(岩下志麻)が孫娘・三原奈々子(森田彩華)のオペを託すために、モンスター・ペーシェントになって、未知子(米倉涼子)の前に現れた。そんな物語だった。展開はおよそバレバレなのだが、相変わらず未知子のスカッとした言動で、面白いドラマに仕上がっていた。
現実もドラマもスキャンダル辞職とは面白い偶然だ!
ここ数日、実社会では2人の大臣が敵陣営からか調べ上げられ辞任し、この日も就任したばかりの宮沢洋一新大臣がSMバーに政治活動費を支出していたことが判明とのスキャンダルで危うい立場になったばかり。そんな報道の夜に、足柄(高橋和也)がたった1通のセクハラメールで辞職勧告とは、やはり人気ドラマは持っているは持っているもんだ。
もっと看護師長VS未知子を描くべきだったのでは!?
制作陣としては大物ゲストを呼んだのだから、雅恵VS未知子の構図で見せ場を作りたいのは解る。しかし、シリーズの流れを考えれば、もっと看護師長の淳子(高畑淳子)と未知子の対峙を描くべきだったように思う。だって、基本的に本作は「患者VS未知子」よりも「病院組織VS未知子」を描いてこそ、フリーランスの医師が大活躍する意味があるドラマなのだから…
強さの中の優しさこそ未知子の魅力だ!
それにしても最後のくだり、未知子が「ひ孫も抱けるよ」とさり気なく言うのが、未知子のカッコ良さと優しさを上手に表していた。卵巣組織を凍結保存する位は未知子ならやるだろうと想像できるが、「あんた長生きしそうだしさ」と、まるで雅恵にエールを送るように去って行く未知子は正に西部劇の孤高のガンマンそのもの。強さの中の優しさこそ未知子の魅力ってことだ。
あとがき
晶(岸部一徳)の「病院からはオペ、治療代、患者さまからはお心付けとなっております。因みにお心付けの上限は設けておりません」ってのも気が利く営業マンらしいセリフで、如何にも晶さんが良いそう。そして「面積の広い服」のオチも笑えました。次回にも期待します。
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第1話 第2話
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