ごめんね青春! (第2話・10/19) 感想
TBS系日曜劇場『ごめんね青春!』(公式)
第2話『お前しか見えない!』の感想。
「東高」と「三女」の一クラスの生徒をシャッフルし、実験的に男女共学が行われる。平助(錦戸亮)は三女3Cを受け持つが、初日のあいさつで神保(川栄李奈)や中井(黒島結菜)らの反感を買い、東高の担任になったりさ(満島ひかり)が駆け付ける騒動に。女子生徒になめられた平助は、以降、授業の進行もままならない。そんな中、阿部(森川葵)が家出した。平助は阿部と隠れて付き合っていた海老沢(重岡大毅)に電話をするが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
第1話は「日曜劇場」らしからぬテンションで…
第1話は、“ツカミ”か“名刺代わり”のためか、所謂“クドカン節”炸裂だった。その“らしい”ギャグや下ネタの連発、マシンガン連射のような台詞回し、そして『日曜劇場』らしからぬ元気溢れる学園ドラマに、私は少々期待ハズレ感が強かった。
初回視聴率が10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低かった理由は、最近の40歳代前後の男性視聴者向けの作品で大ヒットを連発していた『日曜劇場』としては異色作になったのが大きな原因だろう。結局、高視聴率ばかりが宮藤官九郎脚本作品でないことを考えても、コアなクドカンファンが支えた、そんな感じだろうか。
今回は“クドカン節”を抑えて真面目な高校ドラマに!
そんな第1話の視聴者の反応が、第2話にどこまで影響を与えたかは不明だが、第2話はだいぶ“クドカン節”が薄まったような。感覚的には前回を120%としたら、今回は70%位か。だいぶ“らしさ”は無くなったが、それでも70%あるから、普通に考えれば“らしさ”は十分と言って良いレベル。
お蔭で、設定の奇抜さも薄まって、意外や意外、真面目に青春を描いた高校コメディドラマになったような気がする。この位なら、賑やかさに隠れていた物語も見えてくるし、個々の登場人物たちもしっかり見えてきた。私としては、第2話位のトーンで第1話を作ってくれたら、もっと高評価になったと思う。
“らしさ”と視聴率、TBSはどこを狙う!?
前回の感想で「脚本家の狙いが見えるまでは観てみようと思う」と書いた。しかし、今回を観て、宮藤官九郎氏が『日曜劇場』で敢えて学園コメディを描き、何を今の大人たちに見せようと言う狙いは何となく見えてきた。
しかし、逆にこの位に“クドカン節”を抑えてしまうと、視聴率は稼げるかもしれないが、コアなファンの楽しみを奪うことになってしまう。数字と“らしさ”のバランス、TBSはどの辺を狙っているのかわからなくなった第2話だった…
あとがき
原平助を演じる錦戸亮さんの、弱々しくも熱意のこもった演技が良いですね。第2話については、クドカンの熱烈なファンの方の評価はどうかわかりませんが、最近の『あまちゃん』テイストが気に入っている私としては、この位が丁度良かったです。数字はともかく、良いバランスで描いて欲しいと思います。
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第1話
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