信長協奏曲 (第1話・10/13) 感想
フジテレビ系『信長協奏曲』(公式)
第1話/初回30分拡大『高校生が戦国へ!?スニーカーで生き延びろ!!戦国で見つける青春、友情、ときどき、恋』の感想。
なお、原作:石井あゆみ『信長協奏曲 (小学館)』は未読。
告白がうまくいきそうにないと感じて逃げ出したサブロー(小栗旬)は、勉強が苦手で‘逃げ癖’のある高校生。そんなサブローが修学旅行でやって来た時代村で高い塀から足を滑らせて戦国時代へとタイムスリップし、自分とうり二つの信長(小栗=2役)と出会う。信長から身代わりを頼まれたサブローは、訳が分からないまま家臣の恒興(向井理)らに迎えられ、信長の弟・信行(柳楽優弥)との跡目争いに巻き込まれていく。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
★3つから1つ格上げして、★4つに!
かなり視聴者の好みが分かれる作風なのは、週末に放送された2本の新作ドラマと同じだと思う。しかし、本作に関しては私としては、『2014年10月期 / 秋ドラマの期待度』の★3つから1つ格上げして、★4つにしたいと思う。その位に、面白かった。今回はその理由を書こうと思う。
タイムスリップしたまで、ピッタリ10分が素晴らしい!
本作も事前情報を極力排除して第1話に挑んだ訳だが、流石に主人公がタイムスリップして高校生と信長の二役をやるのは知っていた。だから、そこまでをどう描くかが最初のポイントだった訳だ。
そして、まずタイムスリップは映画『転校生』よろしく転がり落ちてと言う安心度の高いパターンで、ごちゃごちゃさせずに好感を持てた。そして、サブロー(小栗旬)本人がタイムスリップに気付くまでが、20:59からのカウントダウン番組から数えてピッタリ10分。これ“ツカミ”としては最高のタイミングだ。
主人公が歴史に詳しくないのが良い!
ドラマ『信長のシェフ』では主人公は人並みの日本史の知識を持っていた。しかし、本作のサブローは歴史が苦手な高校生だ。これは私のように日本史に詳しくない人間にとって、とてもありがたい。なぜなら、サブローと気持ちを共有し易くなるからだ。
更に歴史上の登場人物たちの肩書や氏名のテロップが次々と出ないのも、あくまで時代劇と言う形を借りた現代劇と言う仕切り線が引かれているようで、サブローの設定とマッチした演出だと思う。
家臣の恒興(向井理)の“説明係”が良い!
サブローが歴史に詳しくない分の、所謂“ストーリーテラー”的な役割が家臣の恒興(向井理)だ。向井さんファンには申し訳ないが、あの淡々とした抑揚のない語り口が本作の語り役としてハマっていると思う。主役を務める向井さんも悪くないが、この度の側近役は意外に彼の代表作になるかもしれない。
戦国時代と、「もはや戦前」と言われる今を重ねるか?
エンディング頃のサブローが現代的な正義感や平和観を戦国時代の武士たちに願うくだり、多少唐突で違和感が無きにしも非ずだったが、考えようによっては最近の世界は「もはや新たな世界大戦の戦前かも?」と言われる今と重ねようとしているようにも感じる。
そこまで、テーマを最上段に構えて描かなくても良いと思うが、もしもそこを狙っているのなら、上手く魅せて欲しいと思う。
あとがき
「DUMMY(替え玉人形の意)」と胸に書かれたパーカーを着た高校生を演じた小栗旬さん。最初は、「31歳の小栗さんが高校生役?」かと思ったが、観ている内にこの役は小栗さんしか演じられないと思いました。時に怖い程の情熱的で、時に子供のような無邪気な表情は、小栗さんでしか表現できないと思います。
第1話を観て思ったことは、とにかく『フジテレビ開局55周年記念プロジェクト』と銘打ったのですから、数字だけを狙わずに丁寧に仕上げて欲しいです。その結果としての劇場版しか認めたくないです。次回に期待します。
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