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マッサン (第2回・9/30) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』公式
第1週『鬼の目にも涙』【第2回】の感想。


母・早苗(泉ピン子)に「外国人の嫁は絶対に認めない」と反対された政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)。実は、結婚を反対されていることをエリーに隠していた。来る法事の席で親戚たちにエリーを紹介し、認めてもらおうとたくらむ政春。妹のすみれ(早見あかり)になれ初めを聞かれた二人は、出逢いから結婚までのスコットランドでの出来事に想いをはせる。そして迎えた亀山家の夕げの席。そこにはエリーの席はなかった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

さて、2人の出会いやウイスキーへの思いをどう魅せる?

昨日、主人公たちが国際結婚して帰国するところから始まったのを褒め、このあと時代が急に遡ることが無ければ、この構成は上手く行くと書いた。

しかし、私だって解っている。これは飽くまでも脚本家の構成の妙であって、登場人物や物語を描く上で、政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)の出会いや結婚までの経過と政春の日本製ウイスキーへの情熱を描かずに済むはずがないことは。問題はそこをどう言う構成で魅せるか?が問題だった。

良いねえ、政春たちの日本語吹替えの回想シーン!

すると、今日ももや大胆な脚本と演出で攻めてきた。そう、あのスコットランドのエリーの家を政春が訪ねるシーンだ。言うまでもないが、本来は登場人物全員が英語でしゃべっているのから、字幕か語りでちゃちゃっと処理するのが、『花子とアン』風処理で、私に言わせれば単なる手抜き仕事。

でも、今作は違った、まず政春を玄関で迎え入れるカットをエリーの回想のための語りを被せ、最初の政春の台詞が薄っすら英語が聞こえる程度の日本語吹替えになる、そして、この出会いからプロポーズに至る過程で、政春は日本語に、、やがてエリーも日本語を話すようになる。

脚本家と演出家の丁寧さが見えた!

これによって、エリーも母親から反対されていた結婚であったこと、エリーが政春の夢のために日本語を学んだことが、しっかりと描かれた。吹替えシーンを作るのは、俳優の人数も時間も必要だし容易でない。

しかし、ここが今後の物語で最重要シーンの一つになるのは間違いないから、簡単な手段を選ばず、逃げずに真正面から描いたのは素晴らしい。とにかく今日の回想シーンを観ても、脚本家と演出家がこの物語を丁寧につくり込もうとしているのは、よーく解った。これは予想外に期待できるかも?

あとがき

何せ、この半年間は、前作『花子とアン』の脚本家と演出家お得意の“スーパー時間経過”と“面倒くさいのは全部語りで処理”と“視聴者で脳内補完せよ”と“あとは公式サイトと関係書を読んでね”と言う手抜きと誤魔化しに洗脳続けてきたから、今日の15分を観て「やっと洗脳から解放された」と言う気分でした。

本来は、主人公の初期設定なんて、見ず知らずの人の「思い出アルバム」を見せられるのと一緒で、そんなに面白くないしベタな話が多い訳ですよ。ただ、今の主人公に興味あるから見てみようとなるだけなのです。

だから、そこを適当な回想で済ませて、あとから補足すれば良いと考えるのが普通ですが、今作はそうでなかったです。「これから私たちが描く登場人物の出会いはこうなんです」とハッキリ描いてきました。内容自体は「やっぱりな」と言うものでしたが、きちんと描くかどうかが重要なんです。明日に期待…

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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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