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花子とアン (第152回・9/23) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』公式
第26週『曲がり角の先に』【第152回】の感想。

なお、本作は8/26にクランクアップしたため、当記事は、ほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や重隅突きはウザいと思う方は読まない方が良いです。


警官に追われて逃げ込んできた戦災孤児の二人をとっさにかくまったかよ(黒木華)と花子(吉高由里子)。幸子(木村心結)と育子(新井美羽)と名乗る姉妹がすっかりお腹をすかせているのを見て、かよはおむすびを食べさせてやる。数日後、村岡家で花子が英治(鈴木亮平)と畑仕事をしているともも(土屋太鳳)が飛び込んで来て、かよが姉妹を引き取るつもりだと言う。花子は闇市のかよの店に駆けつけ、かよに真意を問う…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

想像以上に展開速っ!

予想では、もっとじっくりとかよ(黒木華)が戦災孤児を引き取って母親として生きる決意をする過程を魅せるのかと思いきや、想像以上の展開の速さ。冒頭3分で、聴衆が姉妹だけのかよの決意の独演会が始まった。

それも全部誰かから聞いた話と自分の意見を淡々と話しているだけ。それにしても、孤児との出会いから数日経ったのか位はテロップで入れろって。かよの決断が安直にしか見えないじゃないか。

美里の上から目線と、マリラの引用にイラッ!

そして、独演会の前の、安東家の庭先での美里(三木理紗子)の孤児たちを見る上から目線もイラッとしたが、また唐突に『ANNE OF GREEN GABLES』のマリラの引用。どう見ても花子が語彙が乏しくて、読んだ本の台詞しか思いつかなかったって感じにしか見えない取って付けた感。

それも当然、だって花子が『ANNE OF GREEN GABLES』を翻訳したのは、数分しか描かれていないのだから。こう言うところに、花子が児童文学の翻訳家である描写が極端に少ないことのボロが出ると言う訳だ。それ以前に、ももってマニラに似てる???

“腹心の友”も後出しジャンケンで辻褄合わせか?

龍一「蓮子を立ち直らせることが出来るのは花子さんだけです」

確かに、劇中の花子にとって「ラジオのおばさん」の比重は重い。だって、翻訳家の部分が極端に少ないのだから当然だ。だから、主人公を画面に登場させるには「ラジオのおばさん」が脚本家にとって手っ取り早い。そこまでは理解したとしよう。

しかし、そこでまた白髪の蓮子(仲間由紀恵)登場。脚本家がどこまで女同士の友情を描きたいのか知らないが、悪いが私には互いに「腹心の友」と名乗り合ってるだけの印象しかない。熱い友情で互いが救われたとか救ったとかほぼ皆無。だから、最後の最後にここで描こうってか。とんだ後出しジャンケンだ。

もう蓮子は要らない。花子の翻訳家人生を描け!

まあ、愛する息子を戦争で亡くした母の辛い気持ちを描くなとは言わない。きっと、そこから這い上がる蓮子を描きたいのもわからないでもない。しかし、私にとって描いて欲しいのは脇役・蓮子の波乱万丈の人生で無い。主人公の波乱万丈の人生の中でも夢を諦めない人生だ。

蓮子なんてどうでも良いから、昨日描いた『ANNE OF GREEN GABLES』の売り込みのシーンやその続編『ANNE OF AVONLEA』の翻訳のシーンこそ観たいものだ。昨日あれだけ『ANNE OF GREEN GABLES』が出版されないとと言っていた割に、訳文をちょこっと喋っただけで、どこが翻訳家の一代記と言えるのだろうか。

あとがき

じっくり15分使ってかよが孤児を引き取る決意を描くと予想しましたが、呆気なかったですね。で、やはり尺を持って行ったのは蓮子のくだりでした。

それにしても翻訳家の物語の割に、原作の引用が下手と言うか滅茶苦茶ですね。最初の頃の『赤毛のアン』の引用や、シェイクスピアの戯曲の意訳もそうですが。ここへきて急に「花子=アン」「蓮子=ダイアナ」「かよ=マリラ」と強引っぷりが甚だしい。脚本家の“想像の翼”も影を潜め、単純に訳本の転用をしている感じ。

残りは僅か4回。花子の翻訳家としての姿を描いた欲しい。それだけ…

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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
1 2 3 4 5 6
第2週「エーゴってなんずら?」
7 8 9 10 11 12
第3週「初恋パルピテーション!」
13 14 15 16 17 18
第4週「嵐を呼ぶ編入生」
19 20 21 22 23 24
第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
85 86 87 88 89 90
第16週「あなたがいる限り」
91 92 93 94 95 96
第17週「腹心の友ふたたび」
97 98 99 100 101 102
第18週「涙はいつか笑顔になる」
103 104 105 106 107 108
第19週「春の贈りもの」
109 110 111 112 113 114
第20週「海にかかる虹」
115 116 117 118 119 120
第21週「ラジオのおばさん誕生」
121 122 123 124 125 126
第22週「新しい家族」
127 128 129 130 今後の展開と最終回予想 131 132
第23週「アンとの出会い」
133 134 135 136 137 138
第24週「生きている証(あかし)」
139 140 141 142 143 144
第25週「どんな朝でも美しい」
145 146 147 148 149 150
第26週「曲がり角の先に」
151

花子とアン ロケ地情報 [オープニングの農村風景/勝沼ぶどうの丘編] ※検証動画あります
勝沼の資料館にある蝋人形が「花子とアン」のヒロイン親子に似てる!?

残り14回しかないのに、未だぐだぐだな「花子とアン」ですが、(本家blogへの)今週のWeb拍手の数と皆さんのコメントで、最終回まで見届けようと決めました。
SWITCHインタビュー 達人達(たち)「美輪明宏×中園ミホ」(2014/9/15) 感想
残り7回しかないのに、未だ主人公が翻訳家らしさを殆ど魅せない「花子とアン」ですが、宣言通りに最終回まで見届けます。

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NHK朝ドラ【 花子とアン 】 第152回 感想

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花子とアン 第152回

内容 逃げる孤児をかくまう花子(吉高由里子)かよ(黒木華) ふたりを見て、かよは。。。。 敬称略 もうほんと、何が何だか。。。である。 どうやら、花子は夢を与える仕事をしている“らしい” ももは、家族のために頑張っている“らしい” そんなふたりを見て。。...

「花子とアン」第152回★かよはマリラ、蓮様は慟哭

連続テレビ小説「花子とアン」 第152回〜最終週・曲り角の先に〜(9月23日) かよの店に逃げ込んできた戦災孤児のことを話す村岡家の面々。 美里「かわいそう…。何かしてあげられる事はないのかしら。」 常日頃からセレブ家庭みたいな丁寧語をしゃべる美里と、可哀想な幸子(木村心結)と育子(新井美羽)のギャップ感がデカイわぁ。 小生はひねくれ者の庶民なので、嫌味なほど言葉遣...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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