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花子とアン (第149回・9/19) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』公式
第25週『どんな朝でも美しい』【第149回】の感想。

なお、本作は8/26にクランクアップしたため、当記事は、ほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や重隅突きはウザいと思う方は読まない方が良いです。


突然甲府に帰って来た吉太郎(賀来賢人)も交え、吉平(伊原剛志)、ふじ(室井滋)、花子(吉高由里子)、かよ(黒木華)、もも(土屋太鳳)と久しぶりに家族全員そろっての夕食となる。しかし、どこか浮かない様子の吉太郎を吉平もふじも心配する。みんなが寝静まった後、吉平はこっそり寝床を抜け出し、ひとりいろりのそばに座る吉太郎に声をかける。みな生き延びてくれてよかったと話す父に、吉太郎は少しずつ胸の内を語り出す
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今日の15分間で脚本家が描きたかったこと7つ!

今日の15分の作者のノルマは、以下の7つだったと思う。

  1.安東家を全員揃える。
  2.久し振りにリン(松本明子)を登場させ笑いのシーンをつくる。
  3.自分が創り出したキャラ・吉太郎(賀来賢人)の見せ場をつくる。
  4.ついでに、 吉平(伊原剛志)との父親関係も修復させる。
  5.もう一人のイケメンキャラ・ 朝市(窪田正孝)の見せ場をつくる。
  6.来週のラジオ録音で蓮子(仲間由紀恵)を登場させるネタ振りをする。
  7.「人生に無駄なこんは一個もねえ」を強調する。

第149回の3大特徴!

7つもあるが、特徴的なことは大きく3つある。

  1.ヒロインである花子(吉高由里子)の物語は、何も動いていないこと。
  2.最終回に向けて、登場人物の最後の見せ場づくりに躍起になっていること。
  3.登場人物たちが、やけに前向きになっていること。

このことから解るのは、劇中では“人生に無駄なことはない”と言いつつ、このドラマにおいてはヒロインの物語に無駄ばかり描いていることだ。残念…

ここへきて急に甲府の安東家を描く違和感!

まず、ふじ(室井滋)の「うちは久し振りの家族水入らずさあ」で始まった安東家のくだり。確かに吉太郎参加は久し振りだが、こちらは、何だかんだと2週に1回以上は見せられてから、別に久し振りでも何でもない。突然に吉太郎が安東家を継ぐみたいな話に進んだのは、明日以降のためのネタ振りだろう。

父と息子の確執を描いてないのに、修復されてもなあ。

また、吉平と吉太郎の父子関係の修復を描いていたが、吉平のふらふらぶりも中途半端で出たり入ったりしただけだし、吉太郎の職業軍人へのくだりも気が付いたら憲兵になってた程度の扱い。いや、そもそも父子の確執なんて中途半端な尻切れのままだったのだから、今更修復も何もないと思う。

花子の放送がどれだけ少年たちの心を動かしたのか?

そして、朝市と花子のシーン。昨日に続いてここでも強引に「ラジオのおばさん」の話。花子がこんなことを言っていた。

花子「毎日のように兵隊さんが、こんなに素晴らしい活躍をした。
        兵隊さんは立派だって子供たちに言ってただもの」

この台詞に違和感を覚える。その理由は、本作の戦争の描き方の雑さにある。史実は置いておいて劇中年表で考えると、こんな感じになる。ポイントは日中戦争と太平洋戦争の2つの戦争が描かていること。

  1933年:美里誕生。子犬がテルがやってくる。
  1937年:7月に日中戦争勃発。
  1938年:飼い犬テルが軍用犬として徴用され、放送で「テル」の名を出す。
               花子と反戦派の蓮子が絶交。
  1941年:日本が太平洋戦争に突入。花子は直ちに「子どもの新聞」  辞職。
  1945年:8月11日に純平戦死。8月15日、第二次世界大戦終結。

度々登場する蓮子の「純平を返して」だが、純平がどの辺の放送を聴いてどう感じたのか、ほぼ描かれていないから、純平の戦死と花子のラジオの関係性がぼやけたまま。なのに、朝市に「お国のために命を捧げることは立派なことだって、毎日毎日教えてきた」と言わせ苦悩を訴えるが、合点がいかない話だ。

朝市が花子に同情して背中を押すのも違和感が…

だって、日中戦争の激化の中の放送で、勝手に「テル号」と喋ってしまい叱られたのと、太平洋戦争が激化し戦争のニュース原稿が増え、花子の出番も減ってきたことが、ほぼ同時な印象に描かれたのが雑の始まり。因みにこのあたりの第22週(127-132)の演出は、昨日の記事に書いた今週も担当している安達もじり氏。やっぱりって感じだ。

こちらは花子の“兵隊さんは立派だ”なんて聞いていないし、それ以前に言ったとしてもラジオ局の上司に言わされただけ。明らかに教師の朝市とは立場が違う。それなのに“それなら俺も同じだ”として、同情し花子の背中を押すのは、如何にも朝市キャラを今でも花子を想う健気な少年像にしたいだけにしか思えない。

あとがき

今日は、本作の得意技“登場人物の年表の箇条書き”に合わせて、箇条書きを取り入れてレイアウトしてみました。いかがでしたでしょか。

さて、今日の放送を観て感じたのは、そもそも本作に震災や戦争が必要だったのかと言うことです。もっと突き詰めれば、時代設定を大正から昭和にする必要すらあったのか?と言うこと。

だって、このヒロインは震災や戦争の影響を全く受けず、ただ待っていると自然にお膳立てが揃って先に進んじゃうんですから。そして、話が先が読めちゃうかなと思えば、いつもの“一度断って懇願されたら引き受ける”パターンで、安易な葛藤を挿入するだけ。

これなら現代劇で児童文学の女性翻訳家の職業ドラマとして、波乱万丈の人生を描いても良かったですよね。これまでも、『赤毛のアン』や「村岡花子さん」である必要は殆ど無いわけですから。

まあ、唯一の必然性としたら、中園さんが原案書を読んで「柳原白蓮」を描きたくなり、無理矢理にアンとダイアナの友情と、花子と蓮子の腹心の友を引っ掛けたくらい。多分、この最初の段階が間違っていたんだと思うので、その後にどんなにち密な構成をしても厳しいのは当然ですよ。

今日も、長文で駄文の記事を最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
1 2 3 4 5 6
第2週「エーゴってなんずら?」
7 8 9 10 11 12
第3週「初恋パルピテーション!」
13 14 15 16 17 18
第4週「嵐を呼ぶ編入生」
19 20 21 22 23 24
第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
85 86 87 88 89 90
第16週「あなたがいる限り」
91 92 93 94 95 96
第17週「腹心の友ふたたび」
97 98 99 100 101 102
第18週「涙はいつか笑顔になる」
103 104 105 106 107 108
第19週「春の贈りもの」
109 110 111 112 113 114
第20週「海にかかる虹」
115 116 117 118 119 120
第21週「ラジオのおばさん誕生」
121 122 123 124 125 126
第22週「新しい家族」
127 128 129 130 今後の展開と最終回予想 131 132
第23週「アンとの出会い」
133 134 135 136 137 138
第24週「生きている証(あかし)」
139 140 141 142 143 144
第25週「どんな朝でも美しい」
145 146 147 148

花子とアン ロケ地情報 [オープニングの農村風景/勝沼ぶどうの丘編] ※検証動画あります
勝沼の資料館にある蝋人形が「花子とアン」のヒロイン親子に似てる!?

残り14回しかないのに、未だぐだぐだな「花子とアン」ですが、(本家blogへの)今週のWeb拍手の数と皆さんのコメントで、最終回まで見届けようと決めました。
SWITCHインタビュー 達人達(たち)「美輪明宏×中園ミホ」(2014/9/15) 感想

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「花子とアン」第148回★吉太郎(賀来賢人)と吉平(伊原剛志)

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内容 吉平(伊原剛志)の体調が悪いと聞き、 甲府へと帰った花子(吉高由里子)たち。 そこへ、連絡が取れなかった吉太郎(賀来賢人)が姿を現す。 敬称略 残り1週だというのに。 お蔵入り状態だよね?? それなのに、最終週も。 ど〜〜〜〜〜〜せ、あの人、この...

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