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花子とアン (第147回・9/17) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』公式
第25週『どんな朝でも美しい』【第147回】の感想。

なお、本作は8/26にクランクアップしたため、当記事は、ほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や重隅突きはウザいと思う方は読まない方が良いです。


蓮子(仲間由紀恵)から純平(大和田健介)が死んだのはあなたのせいだと言われ、花子(吉高由里子)がしょう然としながら帰宅すると、家の前に吉太郎(賀来賢人)が立っていた。終戦後、連絡が取れていなかった吉太郎はみんなの近況を確かめたきり押し黙ってしまう。花子が防空壕にしまっていた菓子を手に戻って来ると、すでに吉太郎の姿はなかった。闇市で偶然に吉太郎を見かけた醍醐(高梨臨)は声をかけお互いの無事を喜ぶが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

セットやメイクの「美術」への大きな違和感が半端無い!

私が基本的にNHKのドラマを観ない理由の1つが、私しか感じないと思う「美術」への大きな違和感がある。時代考証云々と言うより、例えば、舞台セットのせこさ(現実味の無さ、つくりもの臭さ)やメイクやカツラ等のしっくりこなさ。予算や時間の問題で十分に出来ないのは承知だが、感覚的に馴染めないのだからしょうがない。

この15分間で言えば、また重隅突きになるが、蓮子(仲間由紀恵)の白髪、全く50歳過ぎに見えない吉太郎(賀来賢人)と花子(吉高由里子)の兄妹、梶原(藤本隆宏)の老けメイクに老け演技と小泉(白石隼也)のパリッと感のギャップ、子どもたちの成長の加減など違和感ばかり。こう言うのが、苦手なのだ。

敗戦から立ち上がる日本人の底力を描きたいのは解る…

火曜日にさっさと『赤毛のアン』を訳了させたと思ったら、水曜日からは完全に『がんばれ!ニッポン』って様相にドラマが大変身。敗戦から立ち上がる日本人の底力を描きたいのは良く解る。しかし、残念ながら作者が描いているのは『がんばれ!蓮さま』になっており、全くのお門違いだと思うのだが。

花子に「純平を返して!」と泣き詰め寄るが、史実は別にして、劇中で描かれた9年間務めた「ラジオのおばさん」は全国の人気者ではあるが、多くの若者の心を戦地へ向けさせるほどのパワーがあったような描写は無かったはず。このように何でも蓮子に都合の良いように解釈を押し付けるのが本作の悪い所だ。

また、都合良く花子のもとへ集まって進んでくパターン!

もう幾度このパターンを観たろうか。花子の周りに何でもかんでも集まって来ては上手く行くことばかり。空襲でも家は焼けずに洋書も全部残ってる。食料も甲府の新鮮野菜がたくさんあるし。そして家事もせず座ってるだけで仕事が舞い込むと言うヒロイン。

これが天性の才能や素質や元来持ってる“力”だとしても、敗戦から立ち上がる日本人の底力とは真逆の設定。それでも、いつまでもイジイジしていても物事は好転しないと解釈を押し付けるならそれもアリだと思う。

しかし、何の苦労や苦痛や辛い悲しみなどをほぼ体験せずにトントン拍子に生きるヒロインのどこに魅力を感じれば良いと言うのだ。

また、「人生年表の映像化」の弊害!

いきなり「戦前に訳し終えたものなんですけれど」と、まるで長年の翻訳家生活を自慢したいように『ストー夫人』の原稿を持ち出し、続いて、「こちらは翻訳し終わったものなんです」とまるで空襲の中でも翻訳の仕事だけは頑張ったんですと言わんばかりに『赤毛のアン』の分厚い原稿の束を持ち出す花子。

花子の波乱万丈の翻訳家人生を描いたつもりだが、流石に作者も美輪さんの語りで更に補強しないと強引なのは承知らしい。確かに「命がけで守り」と言うカットがあったが、語りから伝わるような“翻訳家生命を懸けた”と言うより、命からがら戦火を逃れただけにしか見えなかった。

このように過程を描かずに、結果だけを羅列してきた今作。そして作者一押しのラスト2週間でもこのありさま。こうなると、花子は翻訳家だったのかも怪しくなってきてしまう。どうしてこんな構成になるのか?そして、これをち密な構成と言うのか???

ラスト1分間のお粗末さ!

そして、最後の最後の2冊分の原稿を小泉に渡した時の花子の表情(吉高さんの演技)は何を意味するのか全くわからなかった?目をキョロキョロして、一体花子は何を伝えたかったのか。「お願いします」なら黙って下を向くか手をついてお辞儀か、梶原と小泉に情熱の目線を送るのが妥当でないのか。脚本だけでなく、演技指導も演技もやっつけか?

あとがき

結局、今日のくだりを観ても、これまでずっと花子はお膳立てされた上で生きて来たってことですよね。だから余計に「人生年表の映像化」に見えちゃうんです。年表の行に当たる“生きた証し”だけ描かれて、行間のような“必死に生きている姿”が描かれない。だから「あらすじの映像化」にもなってしまう。

残念ですが、今日の放送で、翻訳家が主人公のドラマとは言えないものになってしまったような気がします…

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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
1 2 3 4 5 6
第2週「エーゴってなんずら?」
7 8 9 10 11 12
第3週「初恋パルピテーション!」
13 14 15 16 17 18
第4週「嵐を呼ぶ編入生」
19 20 21 22 23 24
第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
85 86 87 88 89 90
第16週「あなたがいる限り」
91 92 93 94 95 96
第17週「腹心の友ふたたび」
97 98 99 100 101 102
第18週「涙はいつか笑顔になる」
103 104 105 106 107 108
第19週「春の贈りもの」
109 110 111 112 113 114
第20週「海にかかる虹」
115 116 117 118 119 120
第21週「ラジオのおばさん誕生」
121 122 123 124 125 126
第22週「新しい家族」
127 128 129 130 今後の展開と最終回予想 131 132
第23週「アンとの出会い」
133 134 135 136 137 138
第24週「生きている証(あかし)」
139 140 141 142 143 144
第25週「どんな朝でも美しい」
145 146

花子とアン ロケ地情報 [オープニングの農村風景/勝沼ぶどうの丘編] ※検証動画あります
勝沼の資料館にある蝋人形が「花子とアン」のヒロイン親子に似てる!?

残り14回しかないのに、未だぐだぐだな「花子とアン」ですが、(本家blogへの)今週のWeb拍手の数と皆さんのコメントで、最終回まで見届けようと決めました。
SWITCHインタビュー 達人達(たち)「美輪明宏×中園ミホ」(2014/9/15) 感想

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