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花子とアン (第142回・9/11) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』公式
第24週『生きている証(あかし)』【第142回】の感想。

なお、本作は8/26にクランクアップしたため、当記事は、ほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や重隅突きはウザいと思う方は読まない方が良いです。


二学期が始まり、甲府に疎開してきた美里(三木理紗子)と直子(志村美空)は学校に通い始める。だが美里は新しい環境になじめない様子。吉平(伊原剛志)は孫たちにカタコトの英語を交えて話して花子(吉高由里子)にいさめられるが、吉平は家の中くらい自由にさせろと言って聞かず、ふじ(室井滋)やリン(松本明子)をあきれさせるのだった。花子は美里を心配しながら東京へ戻るが、その晩、原因不明の高熱が花子を襲う…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

なぜ、花子の心情を語りで処理しちゃうの?

語り「甲府で美里たちと数日過ごした花子は、離れがたくなる前に東京へ戻ることにしました」

もういい加減こう言う嘘の語りは止めて欲しい。確かに美里(三木理紗子)は母と別れるのも東京の友だちと離れるのは嫌なのはしっかり描かれていたからそれでいい。しかし、花子(吉高由里子)については全くそんな素振りは描かれていない。

“我が子と離れたい親は無し”と言う記号化した母親像を適応しろと言うなら、そもそも子供らの疎開自体を語りで処理しちゃえばいいだけ。本当に無駄が多い脚本と演出にいよいようんざり気味になってきた。

疎開先から帰ってきて、最初の話題が“銀飯”か!?

後ろ髪を引かれる思いで帰ってきたことになっている花子たちの夕食のシーンもうんざりムード炸裂。食卓を囲んでるこの4人は、甲府に後ろ髪を引かれる思いで残してきた(んでしょ?)子供らの実の親と義理の親なのだ。なのに話題は子供らで無く“銀飯”って。作者はふざけてんの?

我が子を思う花子を描くラストチャンスだったのに…

その上、話題は“銀飯”から“花子の病気”に切り替わった。こうなると、結局いつもの花子の周りにみんなが集まってくるパターンで、ヒロインを脇役たちが心配する話になってしまう。実際のドラマも発病してから、甲府チームまで参戦して全員で花子を心配して庇うバックアップ体制が整っちゃう。

取り敢えず戦時中の疎開に手を付けたなら、なぜ子供たちを心配する花子を描かずないのか全く理解不能。逆に疎開先の娘が東京の花子を心配するのを描くって、どう考えても本末転倒。我が子を思う母をしっかり描いてこそ、戦争が終わって疎開先から帰って来た時の幸福が描けるのに、そのラストチャンスを自ら手放すとは?

あとがき

今日は原書を触っただけで、結果的に“ア”と“ほ”は進まず終了。そして今回の放送で、なぜ脚本家と演出家は、美里たちと花子の別れをしっかり描かず、おとうとおかあの味噌やワインの話で誤魔化したのか?ってこと。

『赤毛のアン』の翻訳なんて締切があるわけでもないのだから、ここはしっかり花子の翻訳と言う仕事のことや娘への思いを描いて、「戦争には負けない」と言う強さみたいなものを表現しつつ、お涙頂戴でも良いからきちんとけじめとして、母子の別れを描くべきだったと思いますよ。全く母子らしさなんて描いてこなかったんだから。

それに、今日の空襲警報で防空壕に入る時も、英英辞典はかよに取りに行かせて、空をボーっと見てるだけの花子を描く意味って何なんですかね。こんなことなら、明日にでも第1話の冒頭を放送して、即刻翻訳スタートで良いじゃないですか。

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村岡花子エッセイ集 想像の翼にのって
花子とアンへの道: 本が好き、仕事が好き、ひとが好き


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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
1 2 3 4 5 6
第2週「エーゴってなんずら?」
7 8 9 10 11 12
第3週「初恋パルピテーション!」
13 14 15 16 17 18
第4週「嵐を呼ぶ編入生」
19 20 21 22 23 24
第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
85 86 87 88 89 90
第16週「あなたがいる限り」
91 92 93 94 95 96
第17週「腹心の友ふたたび」
97 98 99 100 101 102
第18週「涙はいつか笑顔になる」
103 104 105 106 107 108
第19週「春の贈りもの」
109 110 111 112 113 114
第20週「海にかかる虹」
115 116 117 118 119 120
第21週「ラジオのおばさん誕生」
121 122 123 124 125 126
第22週「新しい家族」
127 128 129 130 今後の展開と最終回予想 131 132
第23週「アンとの出会い」
133 134 135 136 137 138
第24週「生きている証(あかし)」
139 140 141

花子とアン ロケ地情報 [オープニングの農村風景/勝沼ぶどうの丘編] ※検証動画あります

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「花子とアン」第142回★疎開とジフテリアと空襲

連続テレビ小説「花子とアン」 第142回(9月11日) 7月に東條英機内閣が総辞職し、8月にテニアン島、グアム島の日本軍が玉砕した少し後の昭和19年9月。 疎開先の甲府。 <2学期が始まり美里と直子は今日から甲府の国民学校に通い始めました。> 美里と直子が帰宅。 吉太郎(賀来賢人)が「グッドアフタヌーン。」 直子は屈託なく「グッドアフタヌーン。おじいやん。」 ...

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内容 娘たちの疎開で、甲府の実家にやってきた花子(吉高由里子) 数日、一緒に過ごしたあと、 後ろ髪を引かれる思いで。。。花子は東京へと。。。。 敬称略 ↑。。。。嘘書いています。 きっと、そう言うコトを描きたかったのだろうと。 そう。 美里には、母・花子...

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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