花子とアン (第139回・9/8) 感想
【修正 2014/9/9 6:13】
読者さまからご指摘を頂戴し、文中の「安東」を「村岡」に修正しました。
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第24週『生きている証(あかし)』【第139回】の感想。
なお、本作は8/26にクランクアップしたため、当記事は、ほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や重隅突きはウザいと思う方は読まない方が良いです。
美里(三木理紗子)から、なぜラジオの仕事を辞めたのかと聞かれた花子(吉高由里子)は、敵方の国には大切な友人たちがいるから、戦争のニュースを子どもたちに伝えることはできないと話す。開戦直後は日本軍の連戦連勝が伝えられ、人々は高揚していた。ある日、花子は道ばたで、割ぽう着にたすきをかけた女性たちの集団に出くわす。その中にかよ(黒木華)の姿が。雪乃(壇蜜)に誘われ、婦人会の活動に加わっていたのだ…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
安東村岡家の家事は、暇になった英治がやってるの?
かよ(黒木華)が婦人会に熱心に関わって、もも(土屋太鳳)が喫茶店を手伝っている段階で、(こちらは花子が家事をやってるのを見たことが無いのだから)、真っ先に浮かぶのは、安東村岡家の家事は誰がやってるんだ?と言う疑問。
しかし、その直後に花子(吉高由里子)が喫茶店にやってきて、エプロン姿で結構な時間手伝ったってると言うことは、英治(鈴木亮平)が家事?
花子も暇なら、“アン”の翻訳しようよ!
確かに、英治が印刷の仕事が少なくなったから、安東村岡家の主夫状態の可能性は否定できないが、「でも翻訳の仕事ももう無いだろう」と英治が言っていることを考えると、花子が家事をやってるのか?どちらにせよ、ドラマ上は折角“アン”と出会ったのに、翻訳は一切進んでいないのは間違いない。
ももは、安東村岡家に住み込みで良かったのでは?
要は、最初からももが上京した時に、売れない画家との恋バナを入れて複雑にせず、そのまま安東村岡家にお世話になっていれば良かっただけのこと。喫茶店が忙しい時は喫茶店にパートに出れば何の違和感もない。むしろ、ももの働き者っぷりが描けて一石二鳥なのに…
登場人物を増やしては複雑して尻切れになるだけ…
なのに、そんな簡単なことせず、このように無駄に登場人物を増やしては、尻切れエピソードを増やして複雑にし、挙げ句は大した回収もせずに論理破綻や継続性無視のパターンが多過ぎないか。連続テレビ小説の「連続」とは、これ如何に?と中園ミホ先生に聞いてみたいものだ。
結局、今日の花子って何をしたの?
英治の問いに、花子が「まあ、そうだけど、でも大丈夫。何とかなるわ」のくだりもものすごい違和感。
先が見えずに不安(そう)な英治は楽天的な花子に癒されているようだが、ももの娘・直子(志村美空)は放ったらかしで花子に「お母さんはかよおばちゃまのお店の手伝いが終わったら迎えに来るからね(キリッ!)」で終了。
やさしさを感じなヒロインが「子どもたちのために」と幾度言おうと説得力が無いし、それよりも今日花子は何をしたの?って感じ…
あとがき
子育ても家事もせず旦那の面倒見ないのに、翻訳に着手しないって、中園センセーはこの後どう言う流れで『赤毛のアン』の翻訳終了までを描いたのか?もうそれが気になるだけ。
それにもう一つ気になるのは、私の中での実際の村岡花子さんのイメージが、ガタガタと音を立てて崩れていること。
教師の恋文を丸写しで宿題の手抜きをしたり、女学校時代から葡萄酒を飲んでは飲んだくれて迷惑をかけ、生徒の代わりに学校の屋根に上ると思えば、大切な本は窓から投げ捨てようとしたらり漬物石にしたり、震災直後にフリマ気分で炊き出ししたり…。ご遺族は平気なんですかね。赤の他人ですが気になりますよ。
先週末に甲州市勝沼に行って来ました。本作のロケ地を数か所ですが、見て来ましたので、今度記事でご紹介します。
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アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)
村岡花子童話集 たんぽぽの目
村岡花子エッセイ集 想像の翼にのって
花子とアンへの道: 本が好き、仕事が好き、ひとが好き
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なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/405063997.html でも、TB受付けております。
【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
1 2 3 4 5 6
第2週「エーゴってなんずら?」
7 8 9 10 11 12
第3週「初恋パルピテーション!」
13 14 15 16 17 18
第4週「嵐を呼ぶ編入生」
19 20 21 22 23 24
第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
85 86 87 88 89 90
第16週「あなたがいる限り」
91 92 93 94 95 96
第17週「腹心の友ふたたび」
97 98 99 100 101 102
第18週「涙はいつか笑顔になる」
103 104 105 106 107 108
第19週「春の贈りもの」
109 110 111 112 113 114
第20週「海にかかる虹」
115 116 117 118 119 120
第21週「ラジオのおばさん誕生」
121 122 123 124 125 126
第22週「新しい家族」
127 128 129 130 今後の展開と最終回予想 131 132
第23週「アンとの出会い」
133 134 135 136 137 138
第24週「生きている証(あかし)」
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